JR北海道が来年春のダイヤ改正を発表しましたね。改正日は2020年3月14日です。
2020/3/14ダイヤ改正の概要
ダイヤ改正の概要
・快速エアポートを毎時4本から5本へ増発。
・早朝のエアポートを新設
・区間快速いしかりライナーを廃止し、すべて各駅停車に
・特急の名前の「スーパー」を廃止
・特急北斗の白老駅停車本数を拡大。ウポポイ開設に向けて
・特急おおぞらの半分の新規車両(261系)に置き換え
・根室線の小瀬駅、釧網線の南弟子屈駅を廃止
以前の記事にも書きましたが、特急から「スーパー」が消えるという話を聞いていたので、退化する方向の改正なのかと心配しましたが、結構攻めてますね。札幌近郊に関してはかなりの大改正になりそうです。
快速エアポートが増発
今回の改正の中で一番驚いたのが、この快速エアポートの増発です。朝晩を拡充するだけかと思ったら、毎時1本ずつの増発。これは思い切りましたねー。新千歳空港の航空便の発着枠拡大に伴って、二次交通の拡充が課題になっていたのですが、JRが頑張った形になっています。
今まで15分に1本だった札幌-新千歳空港間でしたが、これが約12分に1本。これはずいぶん印象が変わりますよね。ここまで間隔が短くなると、駅に行く際に時刻表を見ないで行くようになると思います。
また、早朝のエアポートも新設となります。札幌発の快速エアポートの始発が5:50発となり、現在よりも23分新千歳空港に到着するそうです。逆向きも早くなり、新千歳空港発の快速エアポートの始発は6:39発となり、現在よりも28分札幌駅に到着するそうです。
これまで早朝の飛行機に乗るのが大変だったのですが、これは便利になりますね!
特急の名前からスーパーが消える
10月の記事『2020年のダイヤ改正で特急から「スーパー」が消える』にも書きましたが、私的にはこの「スーパー」が無くなるのは寂しいです。「スーパー北斗」「スーパーおおぞら」、なんか格好良かったです。
まあ、これまでは停車駅が少なく、早く目的地に到着する特急を「スーパー」として差別化していたのですが、すべておいて、あまり違いが無くなってきたので、差別化する意味が無くなってしまったんですね。すべてを「スーパー」にするなら、名前が短い方が良いですからね~。これは仕方ありません。
また今回の改正で、札幌-函館間を結ぶ特急北斗のほとんどが白老駅に停まるようになります。これは嬉しい進化ですね。なんと言っても、白老町に新設されるアイヌ文化復興・創造の拠点「民族共生象徴空間・ウポポイ」のオープンが2020年4月24日に迫っていますからね。
国の一大プロジェクトですから、たくさんの人を白老に運んでもらって、北海道を盛り上げて欲しいです。
とまあそんな感じで・・・・。
全路線赤字だったJR北海道が、今期上半期で一部黒字をマーク。この調子で、上昇気流に乗っていけるといいですね!
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