離島の話題が多いこのブログなのですが、最近、「◎◎島 何県」というキーワードで検索して来てくださるお客さんが多いです。でも、残念ながらこのブログにはそのような離島の行政区分をまとめたリストは無かったんですよね。
沖ノ鳥島や南鳥島、硫黄山や最近の火山で話題になっている西之島など、太平洋の日本の領海にはたくさんの離島があって、それぞれが個性的でとても面白いのですが、「え? ここって日本なの?」というぐらい遠い離島も多いので、私としてもその位置関係は正確に把握できないでいました。
ということで、今回は太平洋の離島マップを作ってみました。
太平洋の離島マップ(日本領海内)
これは国土地理院の電子国土ウェブの地図を、離島の位置関係と行政区分がわかりやすくなるように私なりにアレンジしたものです。予想よりも横に長いマップになってしまったので、スマホで見るのは少し厳しいかもです。クリックして大きな画像を表示した上で、拡大して見てください。
この地図において、赤い丸が東京都に所属している島、青い丸が沖縄県に所属している島、紫の丸が鹿児島県に所属している島となっています。鹿児島県の離島はわかりやすいので、表示するか悩んだのですが、どこからが沖縄県かを明確にするため、与論島のみ表示しました。
さて、みなさんはこの地図を見て、どんな感想を持ったでしょうか?
南鳥島・沖ノ鳥島・硫黄島は東京都
いやあ、改めて見ると、南鳥島ってとんでもないところにありますよね。観光地として有名な小笠原諸島の父島まで、東京からフェリーで24時間かかるんですよね。南鳥島は「さらに倍」ぐらいあります。
小笠原諸島が東京都の一部であることは有名な話なのでご存じ方も多いと思いますが、実はこんなに離れていても南鳥島も東京都の一部で、父島と同じく小笠原村に属しています。小笠原村、広っ!
そして、硫黄島・南硫黄島も東京都で同じく小笠原村に属しています。
さて、では沖ノ鳥島は? これは難しいですよね。沖ノ鳥島は日本の最南端の島として有名なので、私もうっかり「沖縄県」と答えてしまいそうです。
でも、違います。この島も東京都の一部で小笠原村に属しています。小笠原村って実は最強? 間違いなく日本でもっとも面積が広い村ですよね。ほとんどが海ですが・・・・。小笠原村役場から南鳥島までは1400km、沖ノ鳥島までは1000kmだそうです(汗)
南大東島・北大東島は沖縄県
さて、次に西の方に行って、大東諸島のお話。以前の記事で南大東島と北大東島を結ぶ航空路が日本で一番距離が短い航空路線という話題を書きましたが、それとその南の沖大東島を含めて、これらは沖縄県の所属です。沖縄県はたくさんの離島がありますが、そのほとんどが南西諸島にあり、これら大東諸島だけが離れてるんですよね。沖縄本島から南大東島までの距離は約400kmです。
大東諸島は3つの島から成り立っていますが、それぞれが個性的な特徴を持っているので、また別の機会にゆっくりと語りたいと思います。
与論島は鹿児島県
最後に鹿児島県と沖縄県の県境の話。九州の南から沖縄の南の端までずっと続いている南西諸島。ずっと島が連なっていますが、どこまでが鹿児島県で、どこからが沖縄県なのでしょう?
正解は与論島までが鹿児島県、沖縄本島から南が沖縄県です。与論島と沖縄本島の間って22kmしかないのですが、そこに県境があります。
この2島は近いため、航空機もフェリーも行き来しているようなので、沖縄観光の帰りに与論島に寄るという旅行プランも面白そうですね!
さてさて、そんな感じで簡単ではありますが、太平洋の離島をまとめてみました。みなさんの参考になれば幸いです。私個人としては、離島の話が大好きなので、これからも個々の離島について、このブログで取り上げていきたいと思います。