いつからこうなった?
空港名に愛称を付けるのが増えてきたなあと思ってはいましたが、微妙な方向に走り始めているような気がします。このまま放置して良いのかという感じもするのですが、私としては面白いのでどんどんやって欲しいですね(笑)
今回はそんな面白い(変な)空港名を紹介します。
北海道の空港
まずは地元の北海道の空港から。私が知っている最も古い愛称はコレじゃないかと思います。
根室中標津空港(正式名称:中標津空港)
根室支庁(現:根室振興局)の根室を付けたのか、根室市の近くの空港だよーという意味なのかよく分かりませんが、まあ、分かりやすい愛称ですよね。
オホーツク紋別空港(正式名称:紋別空港)
現在はオホーツク総合振興局なので、振興局名+正式名という感じもしますが、この名称が付いたときは、おそらく網走支庁だったので、単に「オホーツク地域」という意味合いだったのかもしれません。
とかち帯広空港(正式名称:帯広空港)
これも単に振興局名を付けただけで、分かりやすい空港名ですよね。ひらがななのが可愛い感じです。
たんちょう釧路空港(正式名称:釧路空港)
このあたりから少しずつおかしくなってきたような気がします。何でしょう、たんちょう釧路空港って(笑) 確かに丹頂鶴で有名な釧路湿原や鶴居村が近くにありますが。
観光資源系の愛称
さて、全国に目を向けてみましょう。空港の愛称を決める際、その地域の観光資源やそのイメージを採用するケースもあります。
富士山静岡空港(正式名称:静岡空港)
まあ、これは分かりますね~ 日本を代表する山を愛称に取り入れたってことですよね。あまり富士山に近くはないんですけど(笑) 山頂まで80kmとか。
対馬やまねこ空港(正式名称:対馬空港)
ツシマヤマネコってのが居るらしいです。そのまんまですね(笑)
コウノトリ但馬空港(正式名称:但馬空港)
特別天然記念物であるコウノトリの生息地なんだそうです。飛行機にぶつからないようにしてね。
五島つばき空港(正式名称:福江空港)
公募で決まった名前らしいですが、たぶん椿が観光資源なんだと思います。以前は福江市だったから福江空港で良かったですけど、今は五島市になったので、愛称の方が分かりやすい感じがしますね。
で、今調べてみて、五島市がすごいところだということを知りました。なんと63個の島で構成されている?! 後日、改めて記事にしたいと思います。
宮崎ブーゲンビリア空港(正式名称:宮崎空港)
一瞬、どこの国の空港かと思いました。ブーゲンビリアとは花の名前なんですが、空港敷地内や市街地にたくさん咲いているとか。南国のイメージに合うというのも選定理由みたいですね。
さて、問題はこのあと。
おいしい山形空港(正式名称:山形空港)
なんだこれは!!
空港名としてこれで良いのか?!
ふつう、公共施設名に形容詞は使わないでしょうに・・・・
おいしい庄内空港(正式名称:庄内空港)
おまえもか!!(爆)
徳島阿波おどり空港(正式名称:徳島空港)
あう・・・(^_^;) ものすごい観光資源ですが、これをモロに空港名に入れるというのはどうでしょう??
縁起がよい系の愛称
さて、愛称の中には縁起が良さそうなものもあります。
出雲縁結び空港(正式名称:出雲空港)
あの有名な出雲大社は縁結びの神様として知られています。神無月(10月)には、全国の神様が集まって縁結びの会議をやっているとか。
徳之島子宝空港(正式名称:徳之島空港)
いまいち由来が分からなかったのですが、おそらく島内の出生率が高いためだと思われます。合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)の高い市町村の全国1位~3位を徳之島の3町が独占しているらしい。
ゆかりの地系の愛称
さて、ここからがすごいんです。空港の中には、その地域にゆかりのある人を愛称に入れてしまうケースがあります。
鳥取砂丘コナン空港(正式名称:鳥取空港)
キタ━━━━━(゚ ∀゚ )━━━━━!!!!!
私が思う珍空港名ナンバーワンです。いや、言いたいことはわかります。名探偵コナンの作者・青山剛昌氏が鳥取出身なんですね? でもですね、30年後はどうするんです? 「コナンって何?」って言われるかもしれませんよ? それに、殺人事件が起きそ・・・(以下自粛)
米子鬼太郎空港(正式名称:美保飛行場)
今度はゲゲゲの鬼太郎です(笑)、しかもまた鳥取です!
作者の水木しげる氏が鳥取の出身なんですね。ターミナルビルのベンチにゲゲゲの鬼太郎のキャラが座っている写真をどこかで見たような。
空港だと解らない系の愛称
ニュースとかで言われてもたぶんそれが空港名だと言うことがわからないと思います。
マリンエア(正式名称:神戸空港)
イメージ的にはあってるけど、せめて「空港」って付けましょうよ。
コスモポート種子島(正式名称:種子島空港)
これじゃ宇宙基地だってば・・・(^_^;)
意味が分からない系の愛称
さて、まもなくクライマックスです。結構、この企画キツかった・・・
富山きときと空港(正式名称:富山空港)
初めて見たとき、目を疑いました。目を擦りました、かも。
まったく意味がわかりません(爆)
調べたら方言辞書に載っていました。『きときと (富山の方言) … 新鮮。精力的なこと。』
ということで、食べ物が新鮮という感じの意味なんですね。もっと解りやすくして~~・・・
南ぬ島石垣空港(正式名称:石垣空港)
「ぱいぬしま いしがきくうこう」です。って、読めませんっ!!(>_<)
たぶん、「みなみのしま」という意味だと思います。確かに、(航空定期便が就航する空港では)日本で最南端の空港ですけど、読めませんし、覚えられません・・・・
なんともう2300文字です。この企画がこんなに苦労するとは思いませんでした。というか、変な名前多すぎです。30分ぐらいでパッパと書こうと思っていたのですが、2時間近くかかってしまいました(汗)
おまけ
愛称を付けようとして却下になった空港もあります。
トウキョウ・メトロポリタン・イバラキ・エアポート(正式名称:百里飛行場(茨城空港))
長すぎだっ!
それでは今日はこの辺で。