1億800万画素のカメラって?! 「Mi Note 10」に搭載
ネットで見かけて一瞬なんの数字が書いてあるのか解りませんでした。解った後も何かの間違いではないのかと疑いましたが、本当のようですね。
中国の電機メーカー・シャミオ(小米科技、Xiaomi)が販売してるSIMフリーのスマホ「Mi Note 10」が、日本でも発売になりました。2019/12/16の話です。
中国製のスマホっていろいろあるので、特に気にもしていなかったのですが、このスマホ、とんでもないスマホだったんです。なんせ、搭載しているカメラが、
1億800万画素
なんです!
わかりますか? 1億です。スマホのカメラの画素数が1億です。
ピンと来ませんよね?
私が20世紀末に初めて買ったデジカメが35万画素。
2003年に初めて買ったデジタル一眼レフが600万画素。
2011年に買い換えたデジタル一眼レフが1,800万画素。
2019年に買い換えたデジタル一眼レフが2,400万画素。
で、
スマホ「Mi Note 10」のカメラは1億800万画素。
上の書き方に合わせると10,800万画素です!!(←なんて読むんだろう??)
一枚の写真が、12032 × 9024ピクセル = 108,576,768ピクセルということらしいです。
最も画素数の多いデジタル一眼は?
こんな画素数、デジイチでもコンデジでも聞いたことが無いと思い、調べてみました。するとあるんですねー、私が知らなかっただけで。
これです。
富士フィルム ミラーレス一眼デジタルカメラ GFX 100
なんと1億200万画素です。こんなのがあったんですね。
でも価格が1,345,000円だそうです・・・(汗)
今回発売になったシャミオのスマホ「Mi Note 10」は、なんと5万円弱で売っています。よくこんな低価格のスマホに、こんなすごいものを搭載しましたね。
画素数だけを比較すると、現時点ではおそらく世界一のスマホでしょう。
どんな写真が撮れるの?! 実写レビューへのリンク
それで、1億画素のカメラで撮るといったいどんな画像になるかという話なんですけど、実際に撮影したレビュー記事があるので、リンクを貼っておきますね。ちゃんと1億画素の元画像も載っていました。
■スマホカメラに1億画素も必要? Xiaomi「Mi Note 10」を使って分かったこと (ITmedia Mobile)
元画像をダウンロードしてみましたが、いやいや、これはすごい。ものすごく拡大してもしっかりとクリアに写っています。モヤッとしていないんですよね。これはもしかしたら望遠鏡代わりになるかも。面白いな~~~!
正直な話、私はスマホカメラというよりはカメラという機械そのものに1億画素は要らないと思っています。今使っている2400万画素でも多いと思っているぐらいです。
カメラの撮像素子(センサー)の大きさが同じであれば、画素数が多いほど1ピクセルあたりが受ける光の量が少なくなりますからね。暗いところでは色がしっかり拾えないなどの弊害が出てきます。
なので、スマホのような貧弱な受光部にそんな画素数を詰め込んだら、写真が破綻するのでは?と思っていたのですが、、、。これが意外とキレイに撮れています。「意外と」というと失礼ですね。真面目にしっかりとキレイに撮れています。
こちらにも実写レビューがあるので参考にしてみてください。カメラだけじゃなく、いろんな視点でレビューしているので、購入を検討している方には参考になると思います。
■Xiaomi Mi Note 10のレビュー!実機を使って気になった・気にいったポイントまとめ!(ガルマックス)
アウトカメラが5個も付いている
1億画素でまず驚いてしまったのですが、この「Mi Note 10」は、なんとアウトカメラだけで5個もカメラが付いてるんです。5眼カメラってやつです。
最近、3眼カメラのスマホというのは見るようになりましたが、5眼というのは初めて見ました。それぞれ役割があって、上から順番に、
(1)500万画素の望遠カメラ
(2)1200万画素のポートレートカメラ
(3)1億800万画素の超高解像度カメラ
(4)2000万画素の超広角カメラ
(5)200万画素のマクロカメラ
だそうです。
どれを使ったら良いのか悩みそうですが、ユーザーは単に撮るものに合わせて設定を選ぶだけで、あとは勝手に切り替わるっぽいです。5眼がシームレスになっているイメージですね。レビューを読んだ感じでは、背景をボカすために2眼同時に使用したりするみたいです。かしこすぎてイヤになっちゃいますね(笑)
まあ、私はまだしばらくスマホを更新する予定はないですけど、こういう特徴のある面白いスマホも良いですね!