札幌で早い初積雪。初雪と初積雪の違いは? 札幌の過去10年間の実績

札幌で結構な量の雪が降りました。

(2024年)11月6日から7日にかけて雪が降り、7日の夕方では札幌市内は6センチの積雪らしいです。

昨年より18日も早い初積雪ということで、タイヤ交換をしてなかった方も多いようですね。

ちなみに初積雪は11/6になりましたが、初雪は10月20日でした。

あれ? 初雪と初積雪って何が違うんだっけ?

ということで今回は、初雪、初積雪など気象用語と過去の初雪などの記録についてお話したいと思います。

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「初雪」と「初積雪」の違いについて

ではまず、初雪と初積雪の違いについて説明しますね。まあ、そんな難しい話ではありません。

■初雪

気象庁の定義では、8月1日から翌年の7月31日までの間に初めて降った雪を指します。空から降ってきたかどうかがポイントですね。ちなみに降った雪だけでなく、みぞれも初雪に含まれます。

■初積雪

「積雪」というのは、地面の温度が低い状態が続き、降った雪が溶けずに積もって、地面が白く見えるようになった状態を指します。初積雪はそのシーズンで初めて地面に雪が積もった状態を指します。

気象庁では積雪を1cm単位で記録しているため、1cm未満の積雪は「積雪0cm」として扱われますが、全くない場合は「積雪なし」となりますので、そのシーズンで初めて「積雪0cm」以上になった日が初積雪日となります。
 

2024年の札幌は、10/20に初雪が降りましたが、空から降っただけで地面には積もらなかったため、初積雪にはならなかったんですね。

札幌の過去10年間の初雪と初積雪の記録

それでは札幌における過去の初雪と初積雪の記録を見てみましょう。

■初雪

2024 10月20日
2023 11月4日
2022 11月16日
2021 11月19日
2020 11月04日
2019 11月07日
2018 11月20日
2017 10月23日
2016 10月20日
2015 10月25日
2014 10月28日
2013 11月08日
1990年8月~2020年7月の平年値 10月28日

 
■初積雪(1日で1cm以上の積雪があった日)

2024 11月6日
2023 11月24日
2022 11月30日
2021 11月27日
2020 11月9日
2019 11月14日
2018 11月21日
2017 11月18日
2016 10月20日
2015 10月25日(積雪0cm)
2014 11月13日
1990年8月~2020年7月の平年値 11月12日

※2015年は10/25が積雪0cm。1cm以上の積雪は11/24が初

《参考サイト》

札幌の降雪量の記録ーさっぽろお天気ネット−
気象庁|過去の気象データ検索
気象庁|過去の気象データ検索
初雪などの平年値

 

初冠雪、初氷など他の気象用語について

初雪、初積雪以外にも冬によく使われる他の気象用語があるので、合わせて紹介しておきます。

■初冠雪
その年のシーズン(8月1日から翌年の7月31日)の間に、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えること。

■初氷(はつごおり)
その年のシーズンに初めて結氷を観測した日。つまり屋外の水が凍った日です。観測所では容器に水を入れておいて、目視で確認しているそうです。

■初霜
その年のシーズンに初めて霜が降りた日。

■根雪
冬の期間中に積もった雪が、長期間消えずに残っている状態。(30日以上継続している状態)

■終雪
この冬最後に降る雪。みぞれも含む。
シーズンが終わらないとわからないため、一般的に使われることはほとんどない。

 
こんな感じでーす。

普段耳にしている言葉でも、意外と定義を知らなかったりしますよね。

参考にしてくださ〜い。
 

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