2020年12月28日 諏訪之瀬島の御岳が噴火、警戒レベル3に
昨日(2020年12月28日)未明、鹿児島県の離島・諏訪之瀬島(すわのせじま)の御岳で大規模な噴火がありました。2時48分だったのですが、スマホに速報が入って驚きました。諏訪之瀬島の御岳はもともと活火山で警戒レベルが2だったのですが、今回の噴火で3に引き上げられました。
ニュースの動画はこちら。
すごい噴煙が上がっていますね。
大きな噴石が1.3kmの距離まで飛散したと言うことですが、人が住んでいる地区は火口から4kmほど離れているため、今のところ被害は無いようです。
諏訪之瀬島の御岳は、今月の21日ぐらいから小規模な噴火を繰り返していたようで、この大規模噴火までに400回を越える噴火があったとか。恐ろしいですね。
今後が心配なところですが、専門家によると、現在は急激な地殻変動は観測されていないということで、人が住んでいる集落まで被害が広がる可能性は低いそうです。
諏訪之瀬島ってどんな島?
さて、それでは諏訪之瀬島(すわのせじま)というのはどんなところなのでしょう?
諏訪之瀬島は九州の南、鹿児島県沖にある吐噶喇(トカラ)列島のほぼ中央にある島です。地図で言うとここ。
鹿児島県の南端から距離で約172km。
奄美大島の北端からは約119km。
沖縄本島の北端からは約334km。
(それぞれGoogleMapで測定)
島の形状はこんな感じです(GoogleMapの衛星写真)
島の面積は27.66km2。長直径が約8.7km。
人口は40世帯81人(2020年12月1日時点)。
市町村としては、鹿児島県鹿児島郡十島村(としまむら)となります。吐噶喇(トカラ)列島の島はすべてこの十島村に属しているようです。今調べてわかったのですが、十島村は自治体としては珍しく人口が増えているようですね。自然を求めて移住する人が多いのかもしれません。
寒い北海道で暮らしていると、南国の離島というのはとても憧れがあるのですが、諏訪之瀬島の雰囲気がよくわかる動画があったのでシェアします。個人撮影のようですが、島内を散策している貴重な映像です。
いい! とても良い! いつか私も行ってみたいです。
とりあえずしばらくは火山の警戒が必要だと思いますが、
噴火が早く終息することを祈っています。