これは面白い!
Googleマップの航空写真で地上文字を発見した、という話題です。
私がいつも見に行ってるねとらぼさんで、こんな記事を発見しました。
【北海道・十勝岳で“ツチノコ”が見つかる シュールな光景に「ほんとうだ……!」「このツチノコは想定外」とにっこり】
ええっ?! ツチノコって実在する動物だっけ?!
と思ってみてみたら、十勝岳に「つちのこ」という地上文字があったというお話でした。なあ~んだ、と思いましたが、これはこれで興味深いです。
ことの発端は、あろさわさんのこのツイートです。
今知ったんだけど十勝岳にツチノコいて爆笑している
作ったの誰だよwww pic.twitter.com/hhBCDWrSS2— あろさわきしん (@Arswkissing) March 9, 2020
Googleマップの航空写真で実際に見てみると、こんな感じです。
「つちのこ」です「つちのこ」。ひらがなで「つちのこ」って書いてあります。
なんか写真の上に手書きで書き込んだような文字ですが、実際は地表に白い石を並べて書いた地上文字らしいです。というのは、すぐ近くに登山道があって、その登山道のストリートビューでその一端が見られるからなんです。これです。
ガスがかかっているせいか、傾斜の関係か全体は見られませんが、このストビューの中央付近に左右に伸びる白っぽい線が見えませんか? おそらくこれが地上文字「つちのこ」の「こ」の上の部分ではないかと思います。
ちょっとミステリアスで超常現象的なものも想像できるのですが、登山道のすぐ近くであることを考えても、誰かがセッセと石を並べて作ったんでしょうね。そう考えると微笑ましいです。
でもですね、
なぜ「つちのこ」?!
別に「ありんこ」でも「どさんこ」でも良いじゃないですか。なぜ「つちのこ」だったんでしょうね?
これを書いた(描いた)人、名乗り出てこないかなー?? ツイッターでかなり拡散しているようなので、そのうち「あ、それ、オレだわ」って返信があったりして(笑)
この「つちのこ」、Googleアースでも見てみたのですが、ものすごい地形の場所に存在していることがわかります。この登山道は摺鉢火口、グラウンド火口という2つの巨大な火口の間の尾根の部分に存在しており、登山道の両側がかなりの傾斜になっています。また、十勝岳の山頂に近い場所なので、ものすごく高い位置にあるんですね。しかも森林がありませんので、視界が広い。天気が良ければ素晴らしい大パノラマが見られると思いますが、正直な話、私の怖くて行けません!(>_<)(←高所恐怖症)
とりあえず皆さんも、Googleアースでこのコミカルでダイナミックな風景を味わって見てください!
【Googleアースの該当地点へのリンク】
(※環境によってはうまく表示されないかもしれません)
【追記2020/6/24】
なんと、この「つちのこ」の文字は撤去されたらしいです。
環境省東川管理官事務所によると、この「つちのこ」の石文字は『自然公園法第20条が禁じる「土地の形状を変更すること」に該当する』ということらしいですね。
同事務所が確認したところ、登山道の横2mの場所に、石を並べて作った文字があったそうです。1つの文字は約1mだったとか。意外と小さかったですね。衛星写真で確認できるぐらいだからもっと大きなものだと思っていました。
でも場所が悪かったですね。自然公園の中では、石を並べるだけで「土地の形状を変更すること」となり、法律違反になるようです。
もうすでに撤去されたようなので、今後見に行ってもこのもじは見られません。少し残念ですね(笑)