北海道の北の端近くにある町・豊富町。
豊富町といえば真っ先に思い出すのが豊富温泉。私も何度か入ったことがあります。
そして次に思い出すのが豊富牛乳。出荷乳量は年間7万2千トン。乳牛飼育頭数は人口の4倍らしい。道北の方は私はあまり詳しくないのですが、酪農で有名な別海町と同じような町なんですね。
あと、観光面ではサロベツ原野があります。季節外れに行くと少し寂しいところなんですが、夏の盛りにはとても気持ちが良いところでオススメです。北の方に兜沼という景勝地もありますね、キャンプ場があって泊まったことがあります。
さて、そんな豊富町で、天然ガス発電事業を始めるというニュースがありました。なんと、町と北海道ガスが協定を結んで事業をスタートさせるという珍しい形になります。
もともと豊富町には、石炭や石油、天然ガスなどの資源が埋蔵していることがわかっていたのですが、採算ベースに乗らないため、現在はほとんど活用されていません。
ただ、温泉を汲み上げるときに天然ガスが出てくるらしく(どんな仕組みなのかサッパリわかりません)、それを活用しようという話になったみたいですね。現在、この天然ガスは約7割が捨てられているようです。これはもったいない。
今朝の新聞の情報では350KWの発電機1~2基の予定ということだったので、あまり大きな発電機ではありませんが、一般住宅であれば、千戸ぐらいはまかなえるかな?
これが稼働すれば今年9月のブラックアウトのような災害時にも大いに役にたつでしょうね。
2020年度に稼働させたいということなので、これは忙しいですね。あと2年しかありません。ということは天然ガスのインフラは出来ていて、発電機や変電施設を作ればすぐにでも事業を始められる感じなんでしょうね。
どちらにしても、こういう取り組みは素晴らしいので、どんどんやってもらいたいですね。他の自治体も追従して欲しいです!
■参考ニュース
・豊富町 天然ガスで発電事業へ