【追記2020/7/22】
この記事の内容は古いのでご注意をお願いします。
とても残念なのですが、この記事にある星野リゾートの然別湖進出計画は中止になったようです。
然別湖に新しいホテルが出来るようですね。星野リゾートが旧ホテル福原の建物を改修して、2020年ごろに高級温泉旅館を開業するとのことです。
これは然別湖に新しい風を吹き込むのか? 注目ですね。
然別湖というのは十勝地方の鹿追町にある湖で、帯広市の中心街から約60Km、クルマで1時間ちょっとの距離にある湖です。地図で言うと、ここ。
舗装道路では繋がっているものの、大雪山の一部に位置しており、かなり「秘境」という印象のある然別湖。西側の湖岸には然別湖畔温泉という温泉街があります。ここの温泉は歴史が古く、開湯は大正13年(1924年)。
湯量も泉質も申し分ないのですが、この温泉は、自然保護の観点から旅館数を法律で制限されており、2軒しか旅館がありません。そのうちの一軒である「ホテル福原」が2017年に閉館し、現在は「ホテル風水」のみとなっています。
ホテル福原は道内のスーパーチェーンであるアークスの子会社が運営していたのですが、耐震基準の関係で大規模な改修が必要だということで、存続を断念したみたいですね。スーパーに専念するとのことです。
そして、その空き家を買い取ったのが、なんと大手・星野リゾート。全国展開している高級旅館のブランド「界」として、リニューアルするそうです。開業は2020年の予定。詳細な計画は公開されていませんが、「界」ブランドは1泊1人3万円以上するような高級志向で、地場食材を生かした料理などがウリらしいです。
然別湖は、シーズンには観光客がたくさん訪れる場所ですし、自然があふれる良い意味で「北海道らしい秘境」なので、この高級路線の温泉旅館はハマればハマるような気がします。これは楽しみですね!
ここでその然別湖について少々解説を。
然別湖は火山群の山々に囲まれた場所にあり、いくつかの溶岩ドームの成長によってヤンベツ川が堰き止められて出来上がった「堰止湖」です。標高は810mという高い位置にあって、北海道で最も高い標高の湖です。
面積は3.59Km2と、それほど大きな湖ではないのですが、水深は最深部でなんと108mもあります。これ、初めて知ったときは恐ろしくなりました。溺れたくないですね(笑)
温泉街には、然別湖ネイチャーセンターがあって、いろいろなレジャーを楽しむこともできます。冬には「然別湖氷上コタンまつり」というイベントもありますし、氷上露天風呂とかも話題になっていますね。
近くにはクルマでは行けない北海道三大秘湖のひとつ・東雲湖や、その隣の駒止湖(これは道道から見えます)もあり、見所は満載。
こんなことを書いていたら私も行きたくなってきました(笑)
高級温泉旅館は私のカラーじゃないですが、もう一軒ホテルがありますので、いずれ泊まりで遊びに行きたいですね!
【追記2020/7/22】
この記事の内容は古いのでご注意をお願いします。
とても残念なのですが、星野リゾートの然別湖進出計画は中止になったようです。