今回は高速道路のお話。
初めて利用する高速のインターチェンジとかジャンクションって緊張しますよね。間違って反対方向に行ってしまったらどうしようとか不安になります。
北海道の高速走路はシンプルなので、普通に走れば間違うことなんてほとんどないのですが、東京とか大阪などの高速道路は複雑ですよね。ナビ無しで初見で走るのはかなり難しそう。というか、その前にいろんな路線があって、覚えられません。スイスイ走れる方は尊敬に値します。
でもですね、世の中には上には上があって、日本の高速道路よりも遥かに複雑なインターチェンジやジャンクションが存在するのです。今回は、中国にある「世界一複雑なインターチェンジ」と言われる2つのインターチェンジを紹介します。
黄桷湾立体交差橋(黄桷湾立交)
まず一つ目は、中国の重慶市(じゅうけいし)にあるインターチェンジ「黄桷湾(Huangjuewan)立体交差橋」です。まずはそのクレイジーな立体交差を見てみましょう。
な・ん・だ・こ・れ・は!!
合成写真? CG??
動画もあります。
場所はここ。
この黄桷湾立体交差橋は、2017年6月1日に供用開始したインターチェンジで、朝天門大橋と慈母山トンネル、内環高速道路、空港専用高速道路を繋ぐ重要なジャンクションらしいです。
もっとも高い場所で地上37m。5層構造で、15本の道路がこのインターチェンジに繋がっています。
うーん。怖い。怖いです。これ、空を飛んでるみたいなものですよね。通過中に地震が来ないことを祈るしかないです。しかも15本の道路が繋がってるって、これ間違えないで目的の方向に行ける気がしないんですけど!
ちなみに、重慶市の担当者のコメントがニュース記事に載っていましたが、「800mほど進めば方向転換できる場所が見つかるはずなので間違っても大丈夫」だそうです・・・。間違うことが前提なのね(^_^;)
黔春立体交差橋(黔春立交)
次はもっとすごいです。中国貴州省貴陽市(きようし)にあるインターチェンジ「黔春(Qianchun)立体交差橋」です。
動画もあります。
インターチェンジではなく、ジェットコースターの間違いなのでは?!
よくもまあこんなのを作ったなぁ、というのが正直な感想です。人間ってすごいですね。
場所はここ。上の黄桷湾立交と似たような場所ですね。というか中国は広すぎてスケールがわかりません。
黔春立体交差橋は2016年末に完成したインターチェンジで、11本の道路が接続し、8つの出入り口がある5層構造。もっとも高い場所はなんと地上55m! 下を見たら怖くて走れないですね! あまりにも複雑すぎて「8Dイリュージョン」と呼ばれているそうです(は、8次元?? 意味はわかりません!)
こんなに道路が重なっていてナビがちゃんと働くんだろうか?? GPSって標高もわかるんでしたっけ?? わからないですよね。
中国ではものすごい勢いで高速道路が建設されていて、平均したら年に6000kmぐらいのペースで高速道路が増えてるらしいです。日本とスケールが違い過ぎてピンとくる来ませんね(^_^;)
それだけ増えると、当然分岐や立体交差も多くなるでしょうから、これからもこのような巨大なインターチェンジやジャンクションが登場するかもしれませんね!