先日の記事で、小樽の夜が寒いというお話をしたのですが、世界で最も気温が低い場所ってどこだかご存じでしょうか?
南極? 確かに「場所」としてはそうですが、今回は人が住んでいる場所の話です。
それはロシア連邦のオイミャコンという村です。なんと、過去に氷点下71.2℃を記録したことがある村なんです!
ちなみに、Googleで「オイミャコン」を検索すると、検索結果に現在の気温が出ます。便利な世の中になったものです。
深夜の2時近くですが、現在気温は-37℃。
あれ? たいしたことないですね(笑) 日が悪かったかな。
オイミャコンは、ロシア・サハ共和国の北東部に位置する村で、人工は462人(2010年現在)で、世帯数は約120だそうです。村の産業は畜産ということですが、そんな寒い中でどんな家畜が育つんでしょう??
1月の最低気温の平均は-50℃ぐらいということなので、今日の-37℃というのはかなり「暖かい日」なのかもしれません。
これを見ると、5月でも最低気温が-4.7℃とかなんですね。最低気温の平均がプラスになるのは、6~8月の3ヵ月だけのようです。でも、最高気温の平均は7月で22.7℃ですから、日中はそれなりに暖かいようです。寒暖の差が恐ろしく激しいですね。-50℃とかになると、最近やウィスルが活動できないので、感染症にかかることはほとんど無いらしいです。
そんなオイミャコンではどんな暮らしをしているんでしょうか?
・水が凍結してしまうため水道がない、給水車が各家庭に給水を行っている。
・付近では魚が獲れるが、気温が低い時、釣った魚は外気に触れた途端に凍りつく。
・冬場、洗濯物は外に干す。一瞬にして凍るので、あとは氷を落とせば乾いた状態となる。
・クルマは暖房のあるガレージに入れる。外に駐車する場合はエンジンを切ってはいけない。
・家の玄関は二重になっていて冷気を室内に直接入れないように工夫されている。
・村人の家には必ずペチカという暖房とオーブンが兼用の設備がある。また、薪を燃やして温められた水がパイプを通って家の中をめぐり家全体を温めている。そのため常に+20℃はある。
・村人はみんな長寿命。感染症が少ないため?
・緯度が高いため、夏は夜が3時間しかなく、冬は昼が3時間しかない。
という感じです。
すごい生活ですよね・・・(^^;)
なぜそんなところに村が、と思うんですけど、実は、北海道に住んでいる私たちもそう思われていたりして(笑)
<参考サイト>
・wikipedia
・”世界一寒い村”のオイミャコンあるあるがあり得ない!(naver)
・シベリアの世界一寒い村「オイミャコン」の冬はこんな感じ(DNA)
・世界一寒い村ロシアのオイミャコン村|ザ!世界仰天ニュース(テレビのブログ)
<画像提供>
・Oymyakon, the Coldest Inhabited Place on Earth