今年(2018年)の6月末に探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウに到着し、すでにいろんな画像が届けられていますね。毎日新しいニュースが入るのを楽しみにいています。
そんな中、少し興味深いニュースを発見したのでシェアします。
これははやぶさ2ではなく、初代はやぶさが行ってきた小惑星イトカワの話です。
2003年に地球を出発し、多くの故障に見舞われながらも、なんとか2005年に目的地であるイトカワにたどり着いた探査機はやぶさ。
イトカワ表面の砂を採取したあと、一時行方不明になりながらも、5年かけて地球に帰ってきました。
採取できたのは砂ではなく「微粒子」でしたが、人類史上初めて「月以外の天体の物質」を地球に運んだ功績は、世界中から評価されました。
そして、そのイトカワの微粒子を様々な機関が研究しているのですが、今回のニュースは、その機関のひとつが重大な発見をした、ということなんですね。
どんな発見かというと、大きくは次の二点です。
(1)イトカワの微粒子は約46億年前に結晶化したらしい
(2)しかし約15億年前に微粒子が何らかの衝撃を受けて変成したらしい
太陽系が生まれたのは46億年前と言われていますので、(1)の結果はそれを裏付けることになりましたね。
で、問題は(2)の方。小惑星イトカワの微粒子が衝撃を受けるってどういう状況でしょう?
隕石でも衝突した? それともまったく別の形の天体だったけど、爆発して粉々になった一部が今のイトカワだとか?
15億年前イトカワに、というか、太陽系に何があったのでしょう? いろいろ想像するとワクワクしますね!
さらなる研究の成果に期待しましょう。
それにしても微粒子からこんなことがわかるってすごいですね。はやぶさ2は表面ではなく、小惑星内部の物質を採取して帰っくるらしいので、今度はもっとすごいことがわかるのかもしれませんね~。こちらもワクワクです!