1971年の北海道地図|天北線・羽幌線・名寄本線・標津線・胆振線など昔の北海道の鉄道路線がすごい

   1971年頃の北海道地図

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※注意(2017/1/14追記)
 この記事は「1983年の北海道地図」というタイトルで掲載しておりましたが、記事を閲覧した方からアドバイスがあり、この地図は1983年ではなく、1971年のものであることが判明しました。タイトルも本日変更させていただきました。大変申し訳ありません。
 これについての釈明と分析は、こちらの記事を行っておりますので、良かったら参考にしてください。

すごいものを発見しました。
自分のパソコンの中を整理していたら、古い北海道地図のスキャンデータが出てきたんです。スキャンデータの生成日時は1999年になっておりましたが、地図自体は1983年頃1971年のものだと思われます。

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上に掲載したのがその北海道地図ですが、これが実は宝の山なんです。国鉄が分割民営化される前の地図なので、

その後廃止になった赤字路線が全て載っているのです!

大きなところでは、

・名寄本線(名寄-興部-紋別-遠軽)
・羽幌線(留萌-羽幌-手塩-幌延)
・天北線(南稚内-猿払-浜頓別-音威子府)
・深名線(深川-幌加内-朱鞠内-名寄)
・標津線(標茶-計根別-中標津-根室標津、中標津-別海-厚床)
・胆振線(伊達紋別-壮瞥-北湯沢-喜茂別-倶知安)
・池北線(池田-足寄-陸別-北見)

小さなところでは、

・興浜北線(北見枝幸-浜頓別)
・興浜南線(興部-雄武)
・美幸線(美深-仁宇布)
・湧網線(中湧別-常呂-網走)
・渚滑線(渚滑-滝上)
・相生線(美幌-北見相生)
・白糠線(白糠-上茶路)
・広尾線(帯広-広尾)
・士幌線(帯広-士幌-糠平-十勝三股)
・歌志内線(砂川-歌志内)
・上砂川支線(砂川-上砂川)
・富内線(鵡川-日高町駅)
・岩内線(小沢-岩内)
・瀬棚線(国縫-瀬棚)

などなど、現在はすでにない鉄道路線がたくさん載っています。
(すみません、全部は把握しておりませんので多少漏れていると思います(汗))
おそらくこの路線図は、北海道の国鉄のピークに近い状態ではないでしょうか?

このブログでも、美幸線、相生線、士幌線などの話題を記事にしようと思っていたのですが、この地図があれば、話がわかりやすくなりますね。
 

それにしても昔の北海道の路線図はすごいです。30年前40年前は、こんなにも線路がたくさんあったんですね。調べてみたら、北海道の国鉄はピークで4,000kmの総延長があったそうですが、現在は2,500kmしかありません。今の総延長の1.6倍あったということですね。

鉄道の開通というのは、その地域にとっては重大なイベントです。
開通したときの住民の喜び、廃止になったときの悲しみ。

この地図を見ていると、そんな情景が目に浮かんできます。

    相生線の終着駅・旧北見相生駅  2003年に撮影

    相生線の終着駅・旧北見相生駅  2003年に撮影

p.s.
 地図のファイル名に「1984」と入ってますが、アップロードした後に間違えに気がつきました(笑) 1983年が正解です。白糠線は1984年にはもう廃止になっていました。
 この本文は1983年の地図だと思いこんで書いたものですが、話の趣旨としては大きな違いがないと思われるので、ほぼそのまま掲載しておきます。

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