ノアです。みなさんこんばんわ。
今回は、過去に観測史上最低気温を記録した旭川市のお話。
深刻な雪不足と全国の気温
ここしばらく硬い記事(というか真剣に調べないと書けない記事)が続いたので、昨日のラーメンあたりからユルい記事になっています(笑)。ちょっと小休止ということでご容赦を。
今年(2020年)、札幌はあり得ないぐらい積雪が少なくて、中央区の1月17日現在の積雪深が12cm。同日の過去5年平均は49cmらしいので、今年は4分の1ですね。雪かきをしなくても良いので生活面では楽なのですが、札幌雪まつりが迫っていることを考えるとかなり深刻な状況です。
一昨日の新聞に「雪まつりは大丈夫」と書いてあったのでホッとしましたが、市街からかなりの量をかき集めているみたいですね。すごいコストになりますよね。
気温については例年並み。先ほど(23時過ぎ)アメダスデータを見たら-3.2℃でした。こんな時期に沖縄は何度なんだろうと思って那覇のアメダスを見たら16.9℃。さすがです。1月の夜中に16℃って。札幌は下手すると8月の夜でももっと低い日がありますよ。
いろいろ見ると、今夜の最も気温が高い場所は小笠原諸島の父島で20.4℃でした。逆に最も気温が低い場所は北海道の千歳市で-14.2℃。日本って広いですねー。
日本の観測史上で最も低い気温を記録した場所
さて、みなさんは日本の観測史上で最も低い気温を記録した場所をご存じでしょうか?
それは、1902年(明治35年)1月25日の北海道旭川市で、
-41.0℃
です。-14℃じゃないですよ? -41℃です。驚異です。
ご存じない方は知らないと思うのですが(当たり前だ)、氷点下20℃ぐらいになると、顔とか手とか、外気に触れている部分がチクチク痛いんですよね。朝シャン(死語?)して、乾かさずに外に出たら、30秒でカチコチになります。
-20℃でもそれです。-41℃って一体・・・・???
ちなみに、単なる観測所での記録としては、1978年幌加内町母子里の-41.2℃、1931年美深町の-41.5℃がさらに下回っているのですが、気象台・測候所の記録ではないため、公式記録にはなっていないようです。
<参考 歴代最低気温ランキング>
・1位 1902年1月25日 北海道旭川 -41.0℃
・2位 1902年1月26日 北海道帯広 -38.2℃
・3位 1978年2月17日 北海道江丹別 -38.1℃
・4位 1981年2月27日 静岡県富士山 -38.0℃
・5位 1978年2月17日 北海道歌登 -37.9℃
寒暖の差が激しい旭川市
この旭川という街は私も高校生まで住んでいたのですが、冬が寒いくせに夏は暑いんですよね。北海道有数の暑さを誇る街で、1989年8月7日には最高気温36.0℃を記録しています。
-41℃から+36℃・・・
同じ年の記録ではありませんが、その差77℃!!
ずっとそこに住んでいる方は慣れてしまうのかもしれませんが、なかなか生活が大変そうですよね。
私が居た頃は、今みたいに家の断熱が良くなかったので、冬は寒かったですし、当時は北海道の一般家庭にエアコンなんて付いてなかったので、夏は暑い放題でした。今の私には耐えられないかも(^^;)
そんなわけで・・・
今回は日本一寒い街のお話でした。