「太郎と次郎」と言えば、南極物語で有名になった犬たちのことですが、今回はふたつの湖、太郎湖と次郎湖のお話。1年ほど前に北海道三大秘湖の話を書きましたが、この太郎湖と次郎湖も負けないぐらいの「秘湖」です。
太郎湖と次郎湖は、北海道釧路市の阿寒湖の東側にあり、雄阿寒岳の裾野にひっそりと佇んでいる周囲100m程度の小さな湖です。雄阿寒岳登山道の途中にあるため、残念ながら車では近寄れません。
太郎湖と次郎湖の行き方は次のとおり。
阿寒湖の東側の端に雄阿寒岳登山道入口があり、20台程度の駐車スペースがありますので、そこにクルマを駐めて登山道を登ります。普通の登山道なので、運動靴が必須になりますし、熊出没地帯でもありますので、熊よけの鈴もあった方が良いでしょう。その登山道を10分ほど登ると太郎湖が、さらに10分ほど登ると次郎湖が見えてきます。
私の印象としては、太郎湖は暖かいイメージ、次郎湖は少し寒々としたイメージがありました。次郎湖は深い原生林に囲まれて日当たりが悪いのと、枯れ木が湖面に倒れていて殺伐とした雰囲気を醸し出しているせいかと思います。
私は2003年と2005年に行っただけなので今は分かりませんが、そのときは自分以外の観光客に会いませんでした。やはり10分とはいえ、山登りが必要なので敬遠する人が多いのかもしれません。でも、これほどの美しい風景なので、是非近くまで行ったときは立ち寄ってみてください。それだけの価値がある場所ですよ!