みなさま、あけましておめでとうございます。
拙いブログではありますが、今年もよろしくお願いします。
2016年最初の写真は、お正月らしく丹頂鶴の写真を選びました。道東・鶴居村で撮影した野生の丹頂鶴です。
というわけで、今回は丹頂鶴のお話。
丹頂鶴は日本では、お札に描かれたり、花札に載ったり、恩返しされたりといろいろと出番が多い鳥ですよね。それだけ古くから親しまれていた鳥なんだと思います。Wikipediaにも「日本を象徴する鳥」と表現されています。
そんな大人気の丹頂鶴なんですが、世界的に見ても生息地が限られており、ロシア南東部、中国、朝鮮半島、そして日本だけです。しかも、人間の開発による繁殖地の破壊や乱獲などにより、世界的に生息数が減少しており、一時は絶滅の危機となっていました。実際、日本では、1924年に釧路湿原で再発見されるまで絶滅したと考えられていました。
その後、様々な団体が必死に保護活動をしてきましたが、1952年の国内生息数がなんと33羽。相変わらず絶滅の危機が去っておりません。その後、冬の食糧不足問題を解決するための人工的な餌付けなどが成果を挙げて、2000年には747羽まで増加しました。(Wikipediaより)
さて、その丹頂鶴は、実際どこに行けば見られるのか。北海道観光を考えている方には気になりますよね。まず、日本でもっとも多く生息しているのは、釧路湿原です。ただ、釧路湿原というのは、遠くから眺めることは出来ても、観光客が中を自由に歩き回れる場所ではないので、そこで見るのはかなり厳しいでしょう。確実に見られるのは冬の給餌場です。私が知っているのは3カ所。
・鶴見台(鶴居村)
・伊藤サンクチュアリ(鶴居村)
・阿寒国際ツルセンター[グルス](釧路市阿寒町)
以上の3カ所です。夏に行ってもほとんど見れませんので注意してください。ただし、グルスには野生ではない飼われている丹頂も居るので、一年中見ることができます。
これ以外で私が野生の丹頂を見たところは、
・標茶町中茶安別
国道272号線と道道14号線の交差点付近の草むらです。結構高い確率で遭遇しています。
・中標津町周辺
つがいが飛んでいるのを数回目撃
・野付半島のナラワラ付近の海岸
海の浅瀬でエサを探しているところを目撃
その他、噂では、浦幌町の畑で見たとか、札幌上空を飛んでいたなど聞いています。札幌で見たというのはすごい情報ですね。
現在では生息数が1000羽を超えているようで、一時の絶滅の恐れは無くなったと思いますが、まだまだ希少種なのは間違いありません。みんなの協力でこれからもどんどん増えていって、北海道内のあちこちで丹頂が見られるような日が来るのを夢見て・・・・ 元旦の今日は筆を置かせていただきます。
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