大変なことに気が付きました。
先日、友人と話をしているときに、くまのプーさんのシッポの話になりました。目に付いたプーさんのイラストにシッポが付いていなかったんですね。
で、いろいろ調べてみたのですが、やっぱりどのプーさんイラストにもシッポがありません。
シッポがないだけではなく、とあるイラストにはオシリに破れ目があったのです。
は?! 破れ目?!
もしかしてプーさんってぬいぐるみなの?!
これにはびっくり。なんと世界中で愛されているキャラクター・くまのプーさんはぬいぐるみだったのです。いや、知らなかったの私だけ??
wikipediaによると、
■プーさん
頭に綿のつまったくまのぬいぐるみ。マイペースで食いしん坊。友達思いで優しく温和な性格。綿が詰まっていることから頭はあまりよくなく物忘れも激しいが、時折意外な発想で窮地を救ったことがあり、『ブック・オブ・プー』で自分が主役になりたいと揉める仲間達の要望を一つにまとめて喧嘩を治めるなどの活躍をしている。ハチミツが大好物だが、いつもハチに刺されてしまう(ただしぬいぐるみなので刺されても痛くない)。《後略》
※wikipediaより引用
と、いきなり「ぬいぐるみ」と書かれていました(笑)
この解説に「綿が詰まっていることから頭はあまりよくなく」とありますが、綿が詰まってなくてもぬいぐるみなら頭が悪くても仕方ないと思ったり、、、(^_^;)
プーさんは、A.A.ミルンの児童小説が原作
「くまのプーさん」は、ディズニー映画で有名になりましたが、これは元々はアラン・アレクサンダー・ミルン(A.A.ミルン)氏が書いた児童小説が原作なんですよね。最初からぬいぐるみだったのか気になって調べたら、やっぱりぬいぐるみでした(笑)
物語集としては「クマのプーさん」(1926年発表)と「プー横丁にたった家」(1928年発表)の2冊なのですが、「クマのプーさん」の前と後に1冊ずつ関連する詩集が発表されており、その4冊がシリーズとなっています。
後にディズニーがこれらをアニメ化するのですが、それは1966年以降の話なので、プーさん自体はものすごく歴史が古いということになりますね。今が2021年なので、95年前(!!)です。
そしてディズニーのアニメには、人間の男の子・クリストファー・ロビンが出てきますが、これは原作も同じで、実は原作者の息子であるクリストファー・ロビン・ミルンがモデルなのです。しかも、アランが自分息子の1歳の誕生日に買ってあげたテディベアが、プーさんのモデルだとか。
なんと。3Dのプーさんは実在した!!
現存したプーさんのモデル
そうか。そうなんだ。
プーさんのモデルが息子さんのぬいぐるみで、さらに、原作に登場する動物のキャラクターのモデルは全て息子さんが持っていたぬいぐるみなのか。
A.A.ミルン氏はモデルとなったぬいぐるみを、「ぬいぐるみのまま」物語にしてしまったんですね。なんというメルヘン。
で、調べていてさらに驚いたことがあります。
そのぬいぐるみたちは令和の今でも現存しており、ニューヨーク公共図書館にて展示保存されているそうです!
これです!
いやいや、ちょっとマジで感動なんですが。
プーさんのシッポの話がこんな展開になるとは・・・・
中央のテディベアがプーさんのモデルらしいです。
あまり似てませんが、それはイラストを担当した画家E.H.シェパード氏が別のぬいぐるみをモデルにしたためらしいです。
このテディベア、1920年生まれのクリストファー・ロビン・ミルン氏が1歳の時に買ってもらったものなので、今年でちょうど100歳ですね。なんともまあ・・・。
こういう話を聞くと、見慣れたプーさんも何か特別な存在に思えますね。
アラン・アレクサンダー・ミルン氏は、自分の息子と息子が愛したぬいぐるみたちを物語に登場させ、何を伝えたかったのか。
私はプーさんの映画すら見ていませんが、原作が読みたくなりました。
いきなり買って来た
というわけで、思い立ったが吉日。
本屋さんに行って買って来ました(笑)
感想はまた後日!