ゲームロボット九から21→50、そしてゲームロボットAIへ。優秀なおもちゃは進化し続ける

今日、近所のMEGAドンキホーテに行ったら、こんなおもちゃを見つけました。

これはびっくり。ゲームロボットシリーズは以前から知っていましたが、「AI」というのは初めて見ました。というか、まだ新作が開発されていたことに驚きです。

最近、YoutubeとかNINTENDO Switchとか、子供たちが画面ばかり見ているので、「液晶ディスプレイの無いおもちゃ」があるといいなーと、ゲームロボットシリーズを検討していたのですが、このAIは知りませんでした。

  

元祖は1980年に発売された「ゲームロボット九」

懐かしいですね。ゲームロボット。私が小学生のときに「ゲームロボット九」というのがタカトクトイスから発売になり、爆発的な人気になりました。1980年のことです。40年前か。わお。

時代的に「LSIゲーム」と呼ばれる電子制御のゲームを各おもちゃメーカーが競って開発していた時代で、そんな中でこのゲームロボット九は、「1台で9種類もゲームができる」ということで話題になりました。なにせ入手困難になるぐらい売れた商品で、私も買ってもらえるまでに数ヶ月(もしかしたら半年以上かも)の歳月が流れました。旭川駅の横にあった国鉄の購買部でそれを見つけたときの感動は今でも忘れません。(というかこれも懐かしいな、「鉄道購買」)

Wikipediaによると、このゲームロボット九は100万台も売れたそうですね。翌年の1981年には廉価版の「ゲームロボット5」が発売になっています。当時の私は、この「5」は知らなかったので、あまり話題にならなかったようですね。

画像が入手できなかったのですが、なんとゲームロボット九の当時のCMを見つけたのでシェアします。

うぅわ・・・。昭和ですね。、いや、昭和なんですけども(笑)

ちなみに、実物のロボット九は目は光りません。

 

復刻版「ゲームロボット21」がHANAYAMAから2005年に発売

「九」の発売後、数年で何故かタカトクトイスが倒産したのですが、このゲームロボットシリーズの権利を継承したのは株式会社ハナヤマ(HANAYAMA)でした。そして、HANAYAMAとして初めて発売したゲームロボットシリーズが、ゲームロボット九の復刻版という位置づけの「ゲームロボット21」

なんと、「九」から「21」になった!

それと、タカトクトイスの時代にそういう開発コンセプトがあったかはわからないのですが、HANAYAMAは「視覚障害の方でも遊べるゲーム」ということを意識しているみたいです。この「ゲームロボット21」は、21種のゲームの約半数が視覚に頼らずプレイ可能とのことです。

 

「ゲームロボット50」発売。さらに倍以上になったゲーム数

株式会社ハナヤマの挑戦は終わりません。2013年には「ゲームロボット50」を発売。ゲーム数がさらに倍以上になりました。これをおもちゃ屋さんで見たときは、ものすごく衝撃を受けました。「21」を知らなかったので、私の中では「九」からいきなり「50」に(笑)。

衝動的に買いかけましたが、子供がまだ2歳ぐらいだったので、もう少し大きくなってから買おうと思い留まったという。その翌年に廉価版の「25」が出て、いま進化版の「AI」が出たことを考えると、ここで買わなかったのは賢明な判断だったか?

ゲームロボット50の公式動画はこちら。

こちらは50種のゲームのうち、34種類が視覚障害の方でも遊べるゲームになっています。すごいですね。

 

そして時代は「ゲームロボットAI」へ

そして今日発見した「ゲームロボットAI」。去年(2019年)から専用の通販サイトでは販売していたらしいですが、店頭に並んだのは今年からのようです。

で、なにが「AI」なんだと言うことなんですが、どうやら「しゃべる」ようです。シリーズ発売から40年。ついに「ゲームロボット」が「しゃべる」ようになりました!

何をしゃべるのかというと、ゲーム操作の「音声ガイダンス」と「ゲーム成績の評価」です。

これは多分動画を見てもらった方が理解が早いです。

 
うーむん。音声ガイダンスはいいのですが、評価って・・・・(汗)
「なかなかいい成績ですね」ならまだ良いのですが、「ダメダメですね」とか言われたら死にたくなるか、破壊したくなるの二択では(汗)

ただ、この音声ガイダンスは視覚障害の方を意識した機能ということで、やはり方向性がブレてないですよね。そして、ゲーム成績の評価に関しては「脳トレ」という要素を前面に出してきたのかもしれません。ゲームの数は20種類と減ってしまいましたが、一気に高級ゲーム機になった感じがします。

 
こうやって見ると、ゲームロボットシリーズはいろいろと考えられた優秀なゲーム機ですよね。今でも進化し続けています。「子供に」ではなく「私が」欲しくなってきました(笑) いや、私もこの年なので、脳トレは必要ですよね!

 
◆関連記事
じゃん・けん・ぽん! 各地のじゃんけんの掛け声と、アメリカで発展した狂気のじゃんけん
アクアビーズの類似品は価格が半額以下!「ミラクルビーズ」(マジカルボール) レビュー
 

タイトルとURLをコピーしました