台風17号が日本列島を直撃
日本列島に台風17号が近づいてきましたね。明日(9/17)の明け方には九州に上陸するそうです。
<2017/9/16 23:30現在の台風17号の情報>
名称:TALIM(タリム)
大きさ:大型
強さ:強い
速さ:15km/h
最大瞬間風速:50m/s
※Yahoo天気より引用
私が住んでいる北海道って、あまり台風が来ないところなんですが、今回は直撃コースですね。このままの速度だと18日の午後あたりに北海道を通過しそうですが、仕事が休みの日でよかったです。
滅多に台風が来ない地域に台風が来ると大変なことになるんですよね。昨年の北海道がそうでした。8月末に連続して3つも台風が直撃。十勝地区は甚大な被害を受けて、1年経った今でも、完全には復旧しておりません。今回はできる範囲で警戒しなければいけませんね。
台風の名前の付け方
さて本題、今回の台風17号には「TALIM(タリム)」という名前が付いていますが、これ、どういうふうに決まるかご存じですか?
実はこれ、あらかじめ決められた名前のリストがあって、台風が発生するたびにそのリストの上から順番に付けていくんです。そのリストに載っている名前は140個。それが終わったらまた1番目に戻ります。
今回の「タリム」は136番で、その次二【発生した台風は137番「トクスリ」、さらにその次は138番「カーヌン」となる予定です。
これらの名前は「アジア名」とも呼ばれていますが、ではそのリストの名前は誰が決めたのか? これが面白いんです。「台風委員会」という台風防災に関する国際機関があるのですが、その加盟国である14カ国がそれぞれ10個ずつ名前を提案して、140個の名前を決めたそうです。
台風委員会加盟国の14カ国とは、以下の通りです。
<台風委員会加盟国の14カ国>
カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、米国、ベトナム
そして、この順番にそれぞれが提案した名前がリストに並んでいます。こんな感じ↓↓。
140全部載せたらボリュームがあるので、最初の方だけにさせていただきました。全部みたい方は、Wikipediaか、気象庁のサイトで確認してみてください。
このリストが適用になったは西暦2000年で、2000年の1号がカンボジアが提案した「ダムレイ」と名付けられて、現在3巡目。それももう136番ですので、まもなく4巡目に入りそうです。
各国が提案した名前に共通点は無いようで、動物だったり人名だったり地名だったりいろいろですね。日本はすべて星座の名前になっています。たくさんある星座のうち、この10個を選んだ基準はなんなのか気になりますが、ザッと見ただけでは共通点がわかりませんね。
ちなみに、この名前のリストは繰り返し使われるのが前提なのですが、ときどき変更になるそうです。大きな災害をもたらした台風などは、次回から別の名前に変更するようです。歴史に残る台風の名前が、その後、別の台風にも名付けられたら、いろいろ紛らわしいからですね。
こうやって台風のことを調べていたら、いろいろ面白い話が出てきたのですが、今回は長くなったので、ここまでとします。機会があったらまた。