また太陽フレア! 9月12日未明にもコロナガスが地球に到達。太陽、大丈夫?

2019年10月22日

   斜里町で撮影した夕陽 2011年(だったかな・・・)
   斜里町で撮影した夕陽 2011年(だったかな・・・)

つい先日、大規模な太陽フレアが発生して、通信トラブルの警戒をしたところですが、「また」です。9月11日の午前0時半ごろにも大規模な太陽フレアが発生したようです。前回よりも若干小さめ(X8.2)だそうですが、それでも通常のフレアの800倍という強度です。

・・・・大丈夫か? 太陽。

ただ、今回のは、地球から見て太陽の端の方で発生した爆発のようで、規模は大きくても、向きの関係で地球に到達する噴出ガス(コロナガス)の量はそれほど多くないと言われています。計算では9月12未明から午後にかけてガスが到達するということですが、先日のでも大きなトラブルが無かったので、今度はさらに安全かと思われます。



ただ、こんなツイートを発見しました。

NICT宇宙天気予報センターの公式ツイッターのツイートですが、なんでも「高エネルギープロトン粒子が増大しています」とのことです。噴出ガスの影響は小さくても、爆発時の高エネルギー粒子は前回より多かったみたいですね。

詳しい情報はNICTの公式サイトに載っていますので、気になる方はどうぞ。

■NICT 宇宙天気情報センター
http://swc.nict.go.jp/contents/

すごいなこのサイト。こんな情報をリアルタイムに発信しているサイトがあったんですね。ブックマークしておこう。専門的すぎてよくわかりませんが、何か異常なことが起こっていることはわかりますね。
 

さて、それにしてもどうなってるんでしょうね、太陽。先日の大規模フレアは実に11年ぶりだったのですが、そんなものがここ数日で2回も起こっているわけです。ネットで検索すると、地球滅亡とか人類滅亡とか、不穏なキーワードがたくさん出てきますが、そんな不安を抱くのはよく分かります。



オーロラとかを楽しめるというのはありがたいことなのですが、これからもこれが頻発するようなら、人工衛星とかにも悪い影響が出てきそうです。2003年のX28の太陽フレアでは探査機はやぶさが甚大な被害を被りましたが、はやぶさ2を含め、いま稼働中の探査機もたくさんありますので、「そのへんにしとけよ」って感じです。

こういう話をしていると、昔あった映画を思い出しますね。覚えている方はいらっしゃるでしょうか?

「クライシス2050」

という映画です。巨大な太陽フレアの前兆を観測し、地球が滅亡しそうになったため、反物質爆弾を太陽に打ち込んで、フレアの方向を何とか変えようとするお話でした。こうやってあらすじだけ聞くと面白そうなのですが、歴史に残る「残念な映画」だったらしいです(爆) 制作費70億円で配給収入が14億円という、見事な失敗っぷりです。

今調べたら、「学研と日本放送協会(NHK)の子会社NHKエンタープライズの原案・出資によりハリウッドのスタッフ・キャストが製作したSF映画」だそうです。なんと、日本映画だったのか(笑)

って、最後は話が変な方向にズレましたが、しばらく太陽には警戒した方が良さそうですね。なにか情報があったら、また記事にしますね。