大阪府豊中市の歩道に登場したトリックアート。なるほど、このアイデアは無かったです。
今回は小学2年生のアイデアを元に迷惑駐輪対策を行う実証実験のお話。
トリックアートの幻の花壇で迷惑駐輪が減少
こんなニュースを発見したのでシェアします。
【小2アイデア 迷惑駐輪が減少】https://t.co/jUHoRRR1Bk
大阪府豊中市で、自転車の「迷惑駐輪」を撃退しようと、小学2年生のアイデアをもとにした対策が登場。「きれいなものの上に、物を置く人はいないから」と、花壇のトリックアートを地面に書いた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 10, 2020
この写真、インターロッキングの歩道に絵で描いたチューリップの花壇が置かれていますが、何か不自然ですよね。立体的に見えますが、これは実は歩道に直接描いたもので、立体的なものではありません。トリックアートというヤツですね。
これは大阪府豊中市が行っている迷惑駐輪対策です。現在、3ヶ月間の実証実験中だということ。これは豊中市立新田小学校2年生の本多優人くんのアイデアが元になっているということです。
優人くん曰く、
「人はきれいなものや可愛いものを見ていたいし、汚したくないので、そこに駐輪をしなくなる。本当の花だと花壇が道を狭くしたり、世話をする労力が発生するため、絵にした」
とのこと。素晴らしい。天才ですか。小学2年生の台詞とは思えません。
この実験は順調のようで、実際に迷惑駐車が減っているようです。確かにこの絵の上に自転車を停めようとは思いませんよね。
シカケコンテスト2019に応募されたアイデア
何がきっかけで小学生のアイデアが社会実験に繋がるのかと思ったら、そういうのを募集するコンテストがあるんですね。その名は「シカケコンテスト」。
■シカケコンテスト2019
http://mtmr.jp/s1/c2019
大阪大学シカケラボ主催のコンテストで、小学生を対象に行われたようです。「2019」とあるので毎年開催されているのかと思ったら、他に情報が出てこないので、2019が初年度だったのかもしれません。
シカケコンテスト2019
小学生の考えた「シカケ」のアイデアを大募集します!
「シカケ」は,つい行動したくなるキッカケになるものです。例えば,ゴミ箱の上にバスケットゴールがついていると,ついゴミを捨てたくなるので,ポイ捨てが減ります。ライオンの口の中に消毒器があると,つい口に手を入れたくなるので,手がキレイになります。
このように,世の中の問題をシカケで解決することができれば,世の中はもっと楽しくなります。シカケコンテスト2019では,行動したくなる「シカケ」のアイデアを募集します。
※公式サイトより引用
これは面白い。北海道でもやってほしいです。
賞を取れる取れないにかかわらず、子供たちが頭を使っていろいろ考えるのも良いことですし、良いアイデアが出たら、上の豊中市のように社会の役にた立ったりしますよね。
本多優人くんの花壇のアイデアは、このコンテストで優秀賞をとったものらしいです。公式サイトには他の受賞作品も載ってますので、ぜひ見てみてください。面白いですよ!
そのうち、このコンテストから社会のスタンダードが生まれるかもしれませんね!