私が小学生の頃、あの有名な立体パズル・ルービックキューブが発売になって、世界中でブレイク。私もかなり夢中になりました。小さい頃からパズルが得意だったので、小学生でありながら、6面揃えられるようになるまでにそれほど時間はかかりませんでした。
当時の私の6面完成タイムはだいたい70秒ぐらいだったと記憶しています。当時のルービックキューブ日本大会優勝者のベストタイムが46秒だったらしいので、小学生としては大健闘だったのではないでしょうか? それが昭和55年、1980年のことです。
そして時は流れ、今は2017年。こんな動画を見つけてしまいました。
なんだこれは!
この人はいったい何をやったんでしょう? ほとんど残像しか見えません。
6面揃えるまでに要した時間は、なんと、
4.73秒
確かにあれから37年経っているけど、パソコンの進化じゃないんだから、人間がやる以上限界があると思うのですが・・・・
さて、彼の名前は、フェリックス・ゼムデグス(Feliks Zemdegs)くん。オーストラリアの人です。調べてみると、とんでもない人でした。
ルービックキューブ系のパズルは色々あって、2×2×2、4×4×4、5×5×5、6×6×6、7×7×7の立方体タイプ。そしてさらに、メガミンクスと呼ばれる正12面体のもの、ピラミンクスと呼ばれる正四面体のものなどがあります。
ルービックキューブの公式大会は、世界キューブ協会(WCA)が仕切っていて、公式の競技種目やルールなどが定められています。その競技種目ですが、ルービックキューブと呼ばれている3×3×3だけじゃなく、上記のいろんなバリエーションの種目もあり、さらに、ルービックキューブについては「スタンダード」「片手」「足」「最小手順」「目隠し」「複数目隠し」という種目もあります。
って、足とか目隠しとかあり得ないんだけど・・・(^_^;)
で、
このフェリックス・ゼムデグスくんは、2013年にラスベガスで行われた第7回目の世界大会の「スタンダード」で優勝、2015年の第8会大会でも優勝。そして、現在、
8種目で世界記録を保持しています。
そして上の動画はどこかの大会だと思うのですが、現在ギネスに載っている世界記録、4.73秒を達成しています。おそらく昨年の映像です。
1982年に行われた第1回世界大会では、優勝者の記録が22.92秒だったので、ものすごい進化ですよね。いったい何が変わったのか?
もちろん、これだけ色々な種目で世界記録を出すのだから、フェリックス・ゼムデグスくんは紛れもない天才なんでしょう。でも、昔と今では少し条件が違ったようです。
1.解法が進化している
調べてみたら、今の主流の解法は、私がやっていた時代と全然違うみたいです。覚えなきゃならないパターンがものすごく増えているのですが、6面完成までの手数はものすごく少なくなっています。
2.キューブが回しやすくなっている
技術の進歩ですね。ルービックキューブの製品自体が進化し、格段に回しやすくなっているようです。(私は最近のは触ってませんが)
という感じですね。私も今頑張ればもう少しタイムを縮められる、のか、な??(^_^:)
ちなみに、4×4×4のキューブは、「ルービックキューブ・リベンジ」と呼ばれていますが、私はこれを解くのにものすごく苦労した記憶があります。(一晩ぐらい徹夜したような・・・) 3×3×3と比べて、信じられないほど難易度が上がってるんですよね。でも、フェリックス・ゼムデグスくんは・・・・
なんと21.54秒!!
なにをどう解釈したらいいのかわかりません(笑)
今回、この記事を書くのにいろいろ調べて、面白いことをたくさん見つけたので、近いうちにまたキューブを話を書きたいと思います。
でわでわ♪