北海道の乙部町で不思議な現象が発生したみたいですね。8月17日の夜8時過ぎに、日本海の上空にたくさんの光の柱が現れたそうです。
こちらにその写真があります。
■乙部の夜空に光柱 西田さん撮影成功|函館新聞
https://digital.hakoshin.jp/news/national/24543
とても幻想的な写真ですね。私もこういうのを撮ってみたいです。でも、現象が異常すぎて、なにも知らない人がこれを見たらさぞ恐ろしく感じることでしょう。神の降臨? 宇宙人の襲来? それとも天変地異? って感じですよね。
でも今回の場合は、写真の下に光源が写っていますので、怪奇現象ではないことがはっきりわかります。この現象は「漁火光柱」と言って、漁業の町ではたまに見られる現象のようです。
「漁火光柱」で画像検索してみるといろいろ出てきます。
上空に氷の結晶などが存在していると、漁船の漁り火(いさりび)が反射して、このように見えるとか。こちらのサイトに解説がありました。
■漁火光柱-闇夜に現れた光の柱-|天気の部屋
http://www.jma-net.go.jp/matsue/chisiki/column/phenomena/lightpillar.html
一瞬、蜃気楼みたいなものかと思いましたが、蜃気楼は反射じゃなく光の屈折なので、すこし違いましたね。
そういうカラクリなら、冬の方が出現率が高そうですが、今回の乙部町は、真夏に出現しましたね。上空に冷たい空気があったのかもしれません。乙部町でも5年に1回あるかどうかの現象らしいので、この撮影に成功した西田さんはすごいです。
世の中にはいろいろな不思議な現象があるものですね。特に海にまつわる現象が多いように思います。
・蜃気楼(世界各地)
・四角い太陽(北海道標津町沖)
・不知火(八代海、有明海など)
・セントエルモの火(世界各地)
などなど。
私が知っている謎の発光現象で、最大のミステリーは2009年12月に発生したノルウェーの発光現象ですね。あれが正直、背筋が寒くなりました。
正体がわかってしまえばなんのことはないんですけど、もし、自分の住んでいる町の夜空にこんなのが現れたら、恐ろしくなりますよね。この件はそのうち、別の記事でゆっくりとお話ししたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。