人生長く生きていると、想像もしなかったことに出会えることがあります。
今日、本屋でこんなものを発見してしまいました。
みなさん、表紙をよく見てください。
間違いなく「るるぶ」と書いてあります。
ナンジャコリャ!!
あの「るるぶ」がついに宇宙へ進出?!
いやいや、まずは落ち着こう。
「るるぶ」というのはJTBが発行している観光ガイドのはず。
「見る・食べる・遊ぶ」を略して「るるぶ」だった記憶があります。
念のため、wikipediaで調べてみよう。
『るるぶ』は、株式会社JTBパブリッシングが発刊する旅行ガイドブックの1つである。
ほらほら、やっぱり旅行ガイドじゃないですか。
ということは、JTBさん、ついにやっちまったんですね。
宇宙旅行のガイドブックを!!
感動しすぎて、値段も見ずにレジに行ってしまいました(汗)
コロナ禍で旅行ガイドが売れなくなったため苦肉の策
よく見たら2021年3月30日にはすでに発売になっていたんですね。私としたことが2週間以上も知らないで過ごしていました。不覚だ。
でも、この発売はやはり事件だったようで、経済関係のサイトでも取り上げられていました。
この記事の一部を引用させていただくと・・・
どこに行き、何を食べ、どんな体験をするか。あれこれ旅先のプランを巡らすことは楽しいもの。しかし、コロナ禍でそんな楽しみは消え失せた。旅行ができなければガイドも不要だ。『るるぶ』の販売はピタリと止まってしまった。
(中略)
しかし、『るるぶ』は年間約500万部(2019年3月期)を発行する主力事業。長期の停滞は許されない。2020年4月に全社員を対象にアイデアの緊急募集を呼びかけると、若手やベテランを問わず、多数の企画が持ち上がった。
た、確かに、このコロナ禍の中で観光ガイドは買いませんよね。行けない観光地の楽しそうな写真を見ても虚しいだけです。すごいなコロナウイルス。こんな盤石な出版社まで窮地に陥れてたんですね。
で、そんな中、社内でアイデア募集を行い、出てきた企画の1つが「宇宙」だったようです。
一応、旅行ガイドっぽい仕上がりになっている
これがるるぶ宇宙の目次の一部です。
一応、旅行ガイドっぽい仕上がりにはなっている、の、かな??
本誌の最大の特集は「国際宇宙ステーション(ISS)」についての記事です。ISSとは何か、ISSへの旅、ISSで食べるなどなど。確かに、私たちがもっと「行きやすそうな」宇宙は国際宇宙ステーションですからね~。ハードルはかなり高いですが(笑)
でも、単純に国際宇宙ステーションの資料としてもとても面白いのでこれはこれでアリだと思います。
あとは、元ZOZOTOWN社長の前澤友作氏でも話題になった「月周回旅行」などにについても載っています。このあたりが唯一現実的な「旅行ガイド」ですね。
その後は、月や惑星を中心とした宇宙の図鑑みたい内容になっています。
こういうのはどんどんやりましょう
こういうのを「るるぶ」として出すのはどうなんだ、という意見もあると思いますが、シャレが効いていて面白いのでどんどんやるべきです。ただの図鑑を買うより面白いですよ。実際、うちの小学生の子供が、これを夢中になって読んでいました。
JTBパブリッシングさんの落ち込んだ売り上げを、すべてカバーできるものだとは思いませんが、こういう面白い企画で存在感を出していくのは良いことなのではないでしょうか?
ここまで来たら、
・過去の世界への旅行ガイド
・アトランティス大陸やムー大陸の観光ガイド
みたいなトンデモ科学の世界に足を踏み入れても良いのでは(笑)
ぜひ検討をお願いします!