もう12月も半分が過ぎました。今年ももうすぐ終わりですね。
今年はコロナで始まってコロナで終わりそう。
例年、我が家では年始に近くの温泉に行くのですが、今年は無理そうですね。いまだに行く末が見えないコロナ禍、どうなるんでしょうね?
「一富士・二鷹・三茄子」には続きがあった
さて、もう少しでお正月と言うことで、今回はお正月について話題です。
初夢で見ると縁起が良いと言われている、
「一富士・二鷹・三茄子」
と言うのがあるのですが、実はこれに続きがあるって知っていました?? 三で終わりじゃないのです。
それは、
「四扇五煙草六座頭」
です。これ、結構みなさんご存じないようですね。(私も近年知ったので、大きなことは言えません(笑))
「一富士・二鷹・三茄子」は初夢で見ると縁起が良い順番と言われており、
一番が富士山
二番が鷹
三番が茄子
ということなんですが、その理屈から行くと、後半は、
四番が扇
五番がタバコ
六番が座頭
となります。
なんか変じゃないです? 扇までは良いのですが、タバコとか座頭って縁起と関係あるのだろうかという疑問が・・・。
まあ、それを言うと茄子も縁起が良いのかって話ですが、茄子は「成す」と掛けて縁起が良いというお話だったように思います。
語源には諸説がある
実は、この諺(というか慣用句?)、語源は諸説あるらしいのです。
1.駿河の名物を順にあげたとする説
一つ目の説は、駿河国(静岡県中央部)の諺で、駿河の名物を順にあげたとする説です。なんと、縁起と全く関係ない(笑)
駿河国の名物は「一富士・二鷹・三茄子・四扇・五煙草・六座頭」だったようです。
2.駿河の国の高いものの順位という説
二つ目の説は、徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位、という説です。縁起は完全にどこかに行ってしまいました(汗)
富士山から始まるので、標高が高いものかと思ったのですが、それだけではないようです。駿河の国の高いものは、一番が富士山、2番目が足高山、3番目は初茄子の値段(笑) いやいや、強引すぎるでしょ??
とまあ、こんな感じで、いろいろと疑わしいですが、元々あった別の意味の慣用句が、時代とともに「初夢に見ると縁起が良いもの」と言う意味に使われるようになったようです。
1番は大きくて偉大な富士山、もしくは不死。
2番目は高く飛べる鷹、もしくは掴み取る。
3番目は大切なことを成す。
こう考えると、日本の諺とか慣用句というものは不思議なものですね。
さあ、2021年の初夢は何を見るかな?
コロナの心配の無い自由な世界の夢でも見たいですね。