「北海道で夕陽が綺麗に見えるところ」はたくさんありますが、「道東で夕陽が綺麗に見えるところ」を聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
「サロマ湖です」
と。
サロマ湖は数ある北海道の湖の中では異色の湖で、「観光の湖」と言うよりは「経済の湖」という印象が強く、豊富な水産資源があるため、古くから漁業が営まれてきました。続縄文時代にはすでに栄浦のあたりに集落があったらしいです。
もともとこの場所は湖ではなく、海とつながったサロマ湾でした。両方から砂州が成長してきて、湖になったのは今から千年前。この閉塞にはいろいろなドラマがあるのですが、その話はまた別の機会に。
今回は私が何年もかけて撮り貯めた、サロマ湖の夕景を紹介します。
これらの写真は、サロマ湖の東岸、北見市常呂町の栄浦で撮影しています。続縄文時代から集落があったというところですね。現在は「船長の家」という民宿と「鶴雅」という高級温泉ホテルがあります。両方とも食事はとても美味しいです。
このように水鳥もたくさんいます。季節次第ではたくさんの白鳥も見ることができます。
阿寒湖や摩周湖のような華やかさはなく、どこか寂しげな雰囲気があります。でも、それが魅力だったりもします。
「経済の湖」。このように漁船が常に行き来しています。
今日のところはこんなもんでしょうか。
サロマ湖の魅力はまだまだありますので、また今度続きを紹介しますね。