あまり気にしたことが無かったのですが、北5条通り側から見た札幌駅(ステラプレイス側)って、時期によっていろいろとイルミネーションが変わるんですね。先日見たら、全体的にピンクで統一されていてキレイでした。(スマホ撮影なので、画質が荒いです。ごめんなさい)
さて、なかなか結論が出ない北海道新幹線の札幌駅ホーム位置問題なのですが、先日の新聞に「地下案が浮上」という記事が載っていました。これまで出ていた案は「現駅案」「東側案」の2つだったのですが、3つめが登場したことになります。
「現駅案」「東側案」を簡単に説明すると・・・・
■現駅案
現在の札幌駅の1・2番ホームを改修して新幹線のホームにする案です。工事費は安く済むのですが、在来線のホームが10本から8本(ホームの単位って本でいいのか?)に減ってしまうため、現在の在来線の列車本数を維持できないというデメリットがあります。在来線のために11番ホームを新設するという案もあるようですが、それでも現在の本数は捌けないようですね。
■東側案
その名の通りなんですけど、現在の札幌駅の東側に新幹線のホームを作るという案です。現在の1番ホームの東側の線路の南側に「0番線」のようなホームを作る感じになります。ちょうど大きな建物は無い場所なのですが、JRタワーの一部を改修しないといけないらしく、その工事費が莫大な額なるとのことです。在来線や地下鉄への乗り換えが不便になるというデメリットもありますね。
過去には他の案もあったようですが、この2案に絞り込まれたのが昨年(2016年)の10月。今年の3月には、一度現駅案に決まりかけたのですが、結局ずるずると現在に至っています。
一応、念のために申し上げますと、新幹線の札幌延伸は2030年度の予定です。2017年現在、駅の場所すら決まってないというのは・・・・
本当に間に合うのか?!
という感じがしますよね。
で、この膠着状態を打破すべく今回浮上したのが「地下案」と言うヤツです。
■地下案
現札幌駅の地下に新幹線のホームを作るという案。この案自体は以前から存在していたが、今回は現札幌駅の南側にある北5条通りの地下に新幹線のホームを作るという案らしい。道路の下ということで、建築物の基礎が少ないため、コストが安く済むということです。詳細はまだ公表されていません。(10月10日公表予定)
なるほど~。
道路の下に作ることで、コストを下げようという話ですね。ただ、北5条通りだと、地下鉄には近いですが、在来線の乗り継ぎがえらく遠くなりますね。しかも地下鉄南北線・東豊線と立体交差することになりますので、ものすごく深い場所にホームを作ることになります。
で、この話を新聞で読んだとき、「どこから新幹線を地下に潜らせるんだ?」って思ったのですが、いろいろ調べてみて自分が愚かであることを知りました。なんと、北海道新幹線は・・・
新小樽駅から札幌都心部まで全部トンネル
なんですね!! 「札樽トンネル」って呼ぶらしいです。延長26,230m。いやあ、すごいことを考えるなあ・・・。
現在のところ、桑園駅のあたりで地上に出てくる予定ですが、新幹線札幌駅が地下になった場合は、地下のまま進むことになります。そうやって考えると、地下に駅を作るという案はものすごく妥当な案のような気がしますね。おそらく費用がネックになって候補から外れたんでしょうけど、今回の北5条通りの案は、どのように風向きを変えるんでしょう。長年の議論に決着を付けるのかな?
正式発表は10月10日ということですので、期待して待ちましょう~。