天文学

宇宙・天体観測

小惑星「2018VP1」が地球に衝突?! その確率0.41%。2020年11月2日

2018年に発見された「2018 VP1」という小惑星が地球に向かってきているみたいですね。 2020/7/2には関東で大火球が目撃されて結果隕石でしたし、つい数日前も同じように火球が目撃されています。さらに、2020/8/16には車サイズの小惑星「2020QG」が地球の上空3000kmを通過したとのこと。天文学的には3000kmなんて無いに等しい距離ですよね。 そして、今回の小惑星「2018VP...
宇宙・天体観測

「はやぶさ2」カプセル、12月6日帰還決定。次の目的地は小惑星2001AV43か1998KY26

小惑星探査機はやぶさ2の地球帰還は2020年12月6日   小惑星リュウグウでの探査を終えて地球へ向かっている探査機はやぶさ2の帰還予定日が決定しましたね。 2020年12月6日 です。 この日付については7月22日に公表されていたのですが、正式にオーストラリア政府の着陸許可の連絡があったのが8月10日だったということです。 着陸と言っても、実際に地球上に着陸するのは、小惑星リュウグウで採取した試...
宇宙・天体観測

再びネオワイズ彗星の撮影。今度はキレイに撮れました。画像処理ソフト・YIMGのレビューも

前の記事で2020年7月15日にネオワイズ彗星の撮影に成功したという話題を書きましたが、その3日後の7月18日にはさらにキレイなネオワイズ彗星の写真が撮れたので、シェアします。ちょっとバタバタしていて、投稿が遅くなりました。   今度は真剣に撮影 前回の7月15日は、肉眼でも見えず、夕方に撮影したという報告もない中で、本当に写るのか半信半疑で撮影していたので、三脚も使わずに適当な撮影でした。後でパ...
宇宙・天体観測

夕方のネオワイズ彗星の撮影に成功。今後は日没後の撮影が良さそう【追記あり】

夕方のネオワイズ彗星の撮影に成功したので、シェアします。今回は手持ち撮影になってしまったため、ひどく粗い画像になってしまいましたが、個人的には初の彗星撮影だったので、テンション上がりまくりです(笑)   7月15日、「夕方」のネオワイズ彗星の撮影に成功 なぜ「夕方」を強調しているかというと、これまでのみなさんの撮影事例では、ほとんどが朝方の撮影だったからです。それもそのはず、これまでは太陽よりも先...
宇宙・天体観測

マーズ2020「パーセベランス」ってどんな探査機? まもなく火星に向けて出発

今回はNASAの火星探査機のお話。 こんなニュースがありました。 今月打ち上げ予定の火星探査機「パーセベランス」がロケットに積み込まれたというニュースです。 2016年ごろに発表され、ずいぶん先の話だなーと思っていた火星探査機が、ついに打ち上げられるんですね!   マーズ2020「パーセベランス」ってどんな探査機? 古くは2004年のMER-A「スピリット」、MER-B「オポチュニティ」、最近では...
宇宙・天体観測

ネオワイズ彗星(C/2020 F3)を観測しよう。方角・位置・明るさなどの情報まとめ

来ましたねー、ネオワイズ彗星。 こんなに明るくなるとは聞いてなかったので、油断していました。 2020年7月上旬、世界各地で観測され、その明るさは0~1等級という肉眼でも見える明るさになっています。 今回は、ネオワイズ彗星について、見える位置や明るさの変化などの情報をまとめてみました。   ネオワイズ彗星とは? いろいろと天文関係のサイトを読みあさっている私でも、その名前を聞いたのは最近です。それ...
宇宙・天体観測

関東を中心に明るい火球が目撃される(2020/7/2)。隕石か? 破片が地表に落下した可能性も【追記あり】千葉県習志野市で隕石発見

2020/7/2、関東で超明るい火球が流れた 今朝起きたらツイッターが騒然としていて何事かと思いました。 今朝(2020年7月2日)未明、関東地方を中心に火球が目撃されたようですね。かなり明るい大きな火球で、音もすごかったみたいです。     これはすごい。 火球のニュースがときどき見ますが、こんな明るくまぶしいのはあまりありません。 これは新聞社の公式動画ですが、映像自体はKAGAYAさんという...
宇宙・天体観測

木星と土星のランデブーや木星の四大衛星を普通の一眼レフで撮影してみた(2020年6月13日)

ここのところ、夜中になると木星と土星が仲良く並んで地平線から昇ってきます。なかなかの風景です。 今年は惑星の接近や日食など、天体のイベントが多いですね。 私のような駆け出しの「なんちゃって天体フォトグラファー」にはうれしい限りです。 5月24日に「金星と水星のランデブー(大接近)を撮影してみた」という記事を投稿したのですが、今回は木星と土星のランデブーを撮影したというお話です。もちろん、普通の一眼...
宇宙・天体観測

金星と水星のランデブー(大接近)を撮影してみた(2020年5月22日)

金星と水星が大接近するということで、撮影にチャレンジしてみました。 水星の撮影は初体験となります。   2020年5月22日、西の空に金星と水星が大接近 惑星などの撮影を行うときは、国立天文台のサイトの「今日のほしぞら」のページで位置や視等級などを調べるのですが、とある日、5月22日に金星と水星が大接近することに気がつきました。 これがそのページなのですが、22日の20:00にほぼぴったり重なるん...
宇宙・天体観測

太陽系で最も遠い天体・「2018 VG18」ファーアウトとファーファーアウトの発見。広がる太陽系

今回は太陽系でも最も多い場所にある天体のお話です。 冥王星よりも遠くの太陽系・太陽系外縁天体 私が子供のころ、太陽系の最果てと言えば9番目の惑星である冥王星で、そこから先は太陽系の外側になると思っていました。 これは、私が無知だったからではなく、当時は人類全体がそういう認識であり、冥王星までが「太陽系」だったのです。その半径は39.4au。すなわち地球と太陽の距離の39.4倍の半径の円。それが太陽...