MOMO7号機「ねじのロケット」宇宙へ! 打ち上げシーンのダイジェストが素晴らしい。宇宙からの映像も

祝! MOMO7号機「ねじのロケット」打ち上げ成功!

通称「ホリエモンロケット」MOMO7号機が地上100km付近に到達しました。
インターステラテクノロジズ株式会社製ロケットとしては、2019年5月4日のMOMO3号機に続き、2回目の宇宙空間到達となりました。

MOMO3号機のときも記事にしたと思っていたのですが、このブログに載っているのは2号機まででしたね(汗) なんでだろ? あれは夢だったのか? と、とりあえず3年ぶりのMOMOロケットの記事になります。

まあ、いろいろ書きたいことはあるのですが、まずはこれ。インターステラテクノロジズ株式会社がYoutubeに公開したMOMO7号機「ねじのロケット」の打ち上げシーンダイジェスト!



 
序盤のいろんな角度からの発射シーンが面白いなーと思って見ていたのですが、途中からいきなり画像が粗くなります。何かと思ってよく見てみたら、なんと、ロケットに搭載されたカメラからの映像じゃないですか、、こ、こ、こ、、、

これはずごい! VIVA!MOMO!

 

ねじのロケット搭載カメラからの映像。大樹町の海岸線が見える。公式ダイジェスト動画から引用

動画の2:25ぐらいでのスクリーンショットがこれです。打ち上がってから20秒ぐらいのシーンですね。解像度は粗いですけど、衛星写真のような海岸線が見えますね。北海道大樹町の海岸線です。

 

ねじのロケット搭載カメラからの映像。宇宙からの視点。地球が丸く見える。公式ダイジェスト動画から引用

どれぐらいの高度か分かりませんが、地球の地平線が完全に丸く見えます。今回の到達点の速報値が99kmだったことで、「宇宙に届かず」という否定的なニュース記事がありましたが、これは誰が見ても宇宙空間でしょう。

 
ゼロから出発したベンチャー企業がこれだけのことをやり遂げたのはとても素晴らしいことですし、有意義なことです。そのことが漠然としか把握できてなかったのですが、この動画を見て確信しました。心が震えました。

 

インターステラテクノロジズのこれまでのロケット

それではここでインターステラテクノロジズ社のこれまでのロケット打ち上げ実績を紹介します。過去に紹介したのを引用しようと思ったのですが、なんと2017年の記事だった(汗)



インターステラテクノロジズ社がSNS社だった時代の実績も含めて紹介しますね。

・はるいちばん 2011年3月26日打ち上げ(成功)
・なつまつり  2011年7月23日打ち上げ(成功)
・ゆきあかり  2011年12月17日打ち上げ(成功)
・いちご    2012年7月28日打ち上げ(一部失敗)
・ひなまつり  2013年3月29日打ち上げ(失敗)
・すずかぜ   2013年8月10日打ち上げ(成功)
・ポッキーロケット 2013年11月11日打ち上げ(成功)
・MOMO初号機  2017年7月30日16時31分(部分的成功)
・MOMO2号機  2018年6月30日5時30分(失敗)
・宇宙品質にシフトMOMO3号機  2019年5月4日5時45分(成功)
・ペイターズドリームMOMO4号機  2019年7月27日16時20分(失敗)
・えんとつ町のプペルMOMO5号機  2020年6月14日5時15分(失敗)
・ねじのロケット(MOMO7号機) 2021年7月3日17時45分(成功)
 ※MOMO6号機「TENGAロケット」は2021年夏に打ち上げ予定

 
MOMOシリーズは昨年(2020年)6月に発生した7号機の不具合から、約1年かけて大きな改良が施されました。
そして、それまでの機体をMOMO v0、改良型をMOMO v1と呼ぶこととし、今回の「ねじのロケット」がMOMO v1型の初号機だったんですね。これまでのMOMO v0型は5回打ち上げて一度しか成功していないことを考えると、MOMO v1型は今後に期待できますね。

 

MOMO6号機「TENGAロケット」にも注目

さて、上でも少し書きましたが、MOMO6号機については、まだ飛んでおりません。
MOMO6号機は、株式会社TENGAと共同開発していることから「TENGAロケット」と名付けられています。2021年6月30日の発表では今年(2021年)夏の打ち上げとなっています。(以下の記事参照)

 
「TENGAロケット」ではペイロードとして、「TENGAロボ」とスペースエッグドッグ、そして1000人から集めたメッセージをのせた「TENGA型メッセージPOD」が搭載され、宇宙空間で放出するそうです。これも楽しみですね。

まだ詳細な日時は公表されておりませんが、期待して待ちましょう!