今日・2021年5月26日は皆既月食の日。しかも今年一番大きな満月、いわゆるスーパームーン。そんなレアな天体ショーを見逃すわけにはいかないと、数日前からそわそわしていたのですが、なんとか写真撮影に成功したのでシェアしたいと思います。
とりあえず今日はもう眠いので(笑)。写真だけをザッとアップしていきますね。
気が向いたら後で解説を追加します。
まず、冒頭の写真は20時10分のお月さん。かなり明るさを強調しています。300mmの望遠レンズで撮影してトリミング。(ISO1600、F/6.3、1.6s)
計算上は月がすべて地球の陰に隠れる「皆既月食」のスタートの時刻20:09を過ぎているのですが、若干上の方が明るいですよね。「地球の陰」の解釈が色々あるので、実際に太陽の光を完全に遮ってしまうのはもう少しあとだったのかと思ったのですが、ニュースなどでプロの写真を見てもこんな感じだったので、今回はこういう月食だったってことですね。
このあと雲が多くなって撮影が不可能になったので、これが今回の最後のショットです。もう少しあとの写真と比較してみたかったです。
さて、少し時間を巻き戻します。
これが19:42のお月さんです。撮影は丘珠空港緑地。下に見える灯りは丘珠空港です。
視界が広い公園なのでそこを選んだのですが、みんな考えることが同じで、ものすごく人が集まっていました(笑)
そのすぐ後19:44のお月さんのアップ。肉眼で見た明るさと同じぐらいの露出です。月食で9割ぐらいは欠けていますね。
今回は欠けた状態で地平線から上がってきたので、欠け始めの状態は観測できませんでした。
今日は薄い雲が結構多くて、こんな感じになることが多々ありました。まあ、これはこれで幻想的で良いかもしれません(笑)
ちなみに、300mm(35mm換算だと480mm相当)で撮影して、トリミングしないとこんなイメージになります。撮影後の確認画面を見て「大きい!」と思いました。そうです。今日はスーパームーン。今年最大の満月です。肉眼だと比較するものが無いためわかりにくいですが、写真で見るとフレームとの比較ができるので、大きさの違いが分かります。
これが皆既の始まりの時刻20:09の写真です。めいっぱい明るく露出しています。私の機材だと、これ以上露光するとブレます。
地球の陰の部分が赤いですよね。とても神秘的です。レッドムーンとも呼ばれています。これは地球の大気で屈折した太陽光が回り込んでるんだとかなんとか。
これで皆既月食らしいのですが、先にもお話したとおり、「地球の陰」の解釈がいろいろあるようで、日本の国立天文台の定義ではこれは「皆既月食」なんだそうです。ちなみに。NASAの定義だと20:11から皆既月食らしいので、この時点ではまだ皆既月食ではありません。面白いものですね。
最後は肉眼に近い明るさの写真です。それでも赤い部分が神秘的です。立体感もすごいですね。月が球体だとよく分かります。
はい。こんな感じです。
最近はずっと悪天候だったので、ここまで撮影できたのは暁光だったと思いますが、欲を言えばもう少し後まで撮りたかったですね~
次の月食はいつかな?