新千歳空港駅から旭川駅への直行列車が走る?! 室蘭線追分駅経由で時間短縮。JRと北海道エアポートで新構想

旭川駅のホームに停車している特急大雪(左)と特急ライラック(右)。wikipediaより引用

 
今朝の北海道新聞に面白い記事が載っていたのでシェアします。

なんと!
新千歳空港駅から札幌駅を経由しないで旭川駅への直行列車を走らせる?!
もし実現したらすごいことですし、とても面白い!

 


スポンサーリンク


新千歳空港駅から追分経由旭川駅行きの直行列車構想

これは、新千歳空港や旭川空港など道内7空港を運営している北海道エアポートとJR北海道の間で浮上した構想だそうです。

「HAP(北海道エアポート)は今後、旭川空港を新千歳に次ぐ準拠点空港と位置付ける計画もあり、両空港を行き来する際の利便性を高める新ルートが必要と判断した。」

とのこと。

確かに現在、新千歳空港から旭川に行こうとすると、快速エアポートで札幌駅まで行き、そこで特急ライラックやカムイに乗り換える必要があります。乗り換えがスムーズに行ったとしても2時間半近くかかりますからね。便利とは言えません。昔は札幌経由の乗り換え不要の列車が走っていましたが、それでも2時間以上はかかっていましたし、千歳線の混雑緩和のため(だったと思う)2016年に廃止になっています。

今回の構想では、札幌を経由しない旭川行きの列車が提案されています。

新千歳空港
 ↓
南千歳
 ↓(石勝線)
追分
 ↓(室蘭線)
岩見沢
 ↓(函館本線)
旭川

このようなルートですね。

これだと1時間半で旭川に行けるそうです。追分-岩見沢間が単線でさらに電化されていないという欠点はありますが、面白い構想です。赤字路線である室蘭本線の活性化にも繋がりますね。

昔と比べると人口が減ってしまいましたが、岩見沢市から深川市は人口密集地帯なのでそこに住んでいる皆さんが、札幌を経由しないで新千歳空港に行けるようになるというメリットもあります。

あと、スイッチバック問題も解決します。札幌駅経由だったときは札幌駅でスイッチバックすることになりましたので、座席の方向転換が必要でした。今回の構想では南千歳でのスイッチバックは必要ですが、新千歳空港⇔南千歳が4分間しかないので、座席を回す必要はないと思います。最初は後ろ向きで出発すればいいでしょう。我慢しても4分間です。

 

新千歳空港-旭川直行列車運行への懸念

とは言え、たくさんの懸案事項があるのも確かです。

 
【懸案1】どの程度の需要になるのか?

たとえは東京から旭川へ急ぐ人は、旭川空港がありますので、最初から旭川空港行きの航空機を利用するでしょう。そうなると、利用するのは、旭川空港に就航していない地域(海外を含む)と行き来するお客さんだけになります。それがどれぐらいの需要になるのか?

列車の本数を少なくすれば結局待ち時間が多くなって本末転倒です。でも、どう考えても1時間に一本とかは必要ないですよね(現在の札幌-旭川間でも1時間に1.5本ぐらい)。だからといって2時間に一本なら、恩恵を受ける乗客の数が少なくなりますので、結局価値が薄くなうような?

 
【懸案2】札幌⇔旭川の特急の本数が減り不便になるのでは?

今のJR北海道は体力がありませんので、どこかに列車を増やすとすれば、どこかを減らないといけないように思います。そうなると自然に札幌⇔旭川間の本数が減ることになるでしょう。

昔、札幌⇔旭川間が1時間2本が基本の時代があり、現在少し減った状態ですが、当時と比べるとやはり不便になった感じがあります。昔は時刻表を見なくても駅に行けば30分以内に特急に乗れましたからね。これでさらに減るとなると、札幌市民からすると気軽に行ける場所では無くなるような気がします。

 
【懸案3】旭川空港の利用客が少なくなるのでは?

私はこれが一番あり得ると思っています。現在の旭川空港はかなりの便数が飛んでいて便利になっていますが、それでも新千歳空港と比べると便数が少なく、運賃も高いです。

旭川駅を基準に考えると、「30分バスに乗って旭川空港に行く」「1時間半列車に乗って新千歳空港に行く」この比較になるのですが、後者を選ぶ人が多くなるような気がするんですよね。それはそれで新しい需要の創出に繋がるので、悪いことでは無いのですが、「旭川空港の活性化」という点ではなんとなく逆効果のような気がします。

 

個人的には是非実現して欲しい

という心配事がいろいろあるのですが、私個人としては是非実現して欲しいです。だって、どう考えても楽しそうですから(笑)
あの赤字路線である室蘭線に特急がビュンビュン走ることを想像するだけで愉快です。それと、「札幌を通らない特急」が増えるというのは、北海道全体の活性化を考えると良いことだと思います。

最も良いのは、北海道に新しい需要を創出することですよね。空知地方や旭川を含めた道北・オホーツク地方への往来が増えれば、上に列挙したした懸案事項はすべて解決します。

コロナで今はいろいろ大変ですが、明るい未来に向けて希望を持って行きましょう~!
 


スポンサーリンク