学園都市線、当別のロイズ工場近くに新駅構想。当別町とロイズがJR北海道と協議開始

今朝の北海道新聞にこんな記事が載っていました。(2日連続道新ネタ)

札沼線あいの里公園―石狩太美間 新駅協議開始 当別町とロイズがJRと

なんと! まもなく北海道医療大学駅以遠が廃止になる学園都市線に新駅が出来るかもしれません!

 



学園都市線のあいの里公園駅と石狩太美駅の間に新しい駅

新駅の構想があるのは、あいの里公園駅と石狩太美駅の間です。ちょうど石狩川の鉄橋を渡って、当別町に入ってまもなくのあたりですね。地図で言うとここです。

 
すぐそばにはチョコレートで有名なロイズの工場(ロイズふと美工場)があり、今後、工場見学などができるアミューズメント施設ができるということで、新駅を設置して来訪者の利便性を高めるとともに、新しい人の流れを作ろういう動きです。

当別町とロイズが2019年10月に包括連携協定を締結し、その取り組みの一環としてJR北海道と新駅設置の協議を開始したようですね。

これは素晴らしいです。学園都市線は、北海道医療大学駅以遠は廃止になってしまうものの、札幌から当別の区間は札幌への通勤圏として、重要な位置づけとなっており、各駅の利用率はかなり高いです。この近くのあいの里公園駅や石狩太美駅の周辺は、平成に入ってから大きな住宅街に成長しましたからね。

現在のこのあたりは広々とした農村風景なのですが、新駅が出来れば、巨大な住宅街が変身するかもしれません。札幌駅から石狩太美駅まで電車で約30分ですから、新駅はそれより2~3分早く着きますね。普通に十分通勤できる距離です。今でも30~40分に1本走っておりますので、不便は無いですし、大きな住宅街ができれば本数も増えるかもしれません。

 

新駅候補地の現在の様子

さて、今は便利なツールがたくさんあって助かります。新駅候補のあたりの風景をストリートビューで見てみましょう。

 
2020年現在、ほとんどが畑という風景ですね。ストビューは時点更新されてしまいますので、念のためスクリーンショットも載せておきます。

学園都市線新駅候補地のストリートビューのスクリーンショット(2020/3/7現在)

 
遠くの左側に大きな建物が見えますが、これがロイズふと美工場です。その距離約400m。工場があるだけでなくお菓子やソフトクリームも買えますので、人気の観光スポットになっています。上にも書きましたが、現在増築工事を行っており、将来的には工場見学などができるアミューズメント施設が設置されるそうです。



今後、この近くにイチゴ農園が開業される予定になっているとのことですし、他の集客施設開発も視野に入れていると言うことですので、うまくハマれば相乗効果でものすごい人の流れができあがる可能性がありますね。

問題は経営が危ういJR北海道に新駅を作る体力があるかどうかですが、新駅の設置費については、要望側(ロイズと当別町)が全額負担となるようです。まあ、そうしないと協議が進まないですよね。

 

どうなる新駅の駅名?! 「当別太」「ビトヱ」「ロイズ」?

さて、とても気になる新駅の名前ですが(そうか?)、少しだけ予想してみましょう。
地名で行くと、新駅の場所は「当別町当別太(とうべつぶと)」です。「当別」駅は別にあるので、地名で付けるなら「当別太」ですが、紛らわしいですよね。

ちょうどこの場所は地名の境界線上にあり、上のストリートビューの左側は「当別町ビトヱ」という少し変わった地名になります。ここから駅名をとると「ビトヱ」という駅になりますね。これは少しカッコイイかも。

ただ、駅の成り立ちを考えると、「ロイズ」という言葉が駅名に入る可能性もあるかなと思います。千歳に「サッポロビール庭園」という駅がありますしね。新しく出来るロイズの施設がそのまま駅名になるとかは十分に考えられると思います。お互い宣伝になりますし、観光客にもわかりやすいですよね。なんなら駅名のネーミングライツをロイズに売ってしまえば良いです。

と言うことで、私の駅名予想は、

「ロイズ◎◎◎パーク」

みたいな感じではないかと思います。

何にしても札幌近郊が活性化するのは良いことですよね。夢があります。
まだ実現するかは不明ですが、期待したいと思います。