「天に続く道」斜里町の国道334号線は日本一美しい直線道路(長さでは日本で二番目)

2019年12月26日

  知床・斜里町「天に続く道」 国道334号線+αの直線道路
  知床・斜里町「天に続く道」 国道334号線+αの直線道路

北海道に訪れた本州の人たちは、北海道の道路を走ってみなさん驚きます。まず道路が広いこと、そして、あり得ないぐらい直線の道路があることですね。今回は北海道にある直線道路の話をしたいと思います。

日本一長い直線道路 国道12号線

まず、北海道には「日本一長い直線道路」というのが、あります。それは、

国道12号線の美唄市光珠内から滝川市までの29.2km

地図はこちら(googlemap)



です。これは私も昔から頻繁に利用してきた道路なので、これがどれぐらいすごいことなのかよく分からないのですが、日本一という話なので、そんな長い直線道路を作るということは大変なことなんでしょうね。

ただ、この道、高いところから見下ろすポイントもなく、道自体もほとんどアップダウンがないため、そんな長い直線道路を走っているという感じがありません。それに、このあたりはそれなりに人口が多い地帯なので、北海道の雄大な自然風景を眺めることも出来ません。観光資源としては、少しイマイチ感がありますね。

上富良野町「ジェットコースターの路」

そこで次に紹介するのは、上富良野町にある直線道路、その名も「ジェットコースターの路」。

国道237号線のJR美馬牛(びばうし)駅の近くから、南西に向かう直線道路2.5km

地図はこちら(googlemap)

直線距離は2.5kmと短いですが。ここの特徴はのんびりとした畑作風景と、急激なアップダウンにあります。残念ながら手持ちの写真が無いのですが、代わりにストリートビューの画像を貼っておきます。


Googleストリートビューより

北海道らしい風景を見たい方はこの場所をオススメします。

知床・斜里町「天に続く道」景観日本一の直線道路

さて最後に紹介するのは、この記事のタイトルにもなった斜里町の「天に続く道」です。ここは「景観日本一の直線道路」と呼ばれています。距離でも日本で二番目に長い直線道路らしいです。
とにかく「すごい」の一言。初めて行ったときは本当に感激し、言葉を失いました。

まずは、じっくりと写真を見てください。



知床・斜里町「天に続く道」 国道334号線+αの直線道路

どうでしょう? 吸い込まれそうな風景じゃありませんか? これは、

国道244号線の小清水町から国道334号線~農道(斜里町峰浜)までの約27km

地図はこちら(googlemap)

の道です。斜里町市街から国道334号線を知床方面に走ると、国道自体は峰浜のちょっと手前で45度左に曲がるのですが、そこを曲がらずに直進し、農道を数km登っていくと、この直線道路をすべて見渡せる場所に着きます。ここは、近年、注目の観光スポットにもなっていて、「天に続く道」と名付けられました。

簡易な展望台も出来たようですが、当然、道路の真ん中に展望台を作るわけに行きませんので、少しズレた横の空き地にあり、あまり良い風景が期待できなさそうです。やっぱり、この風景は道路の中心線から見ないと(笑)

私は昼間しか行ったことがないのですが、ネットで調べると、夕陽が沈む時間帯や夜景の時間帯もなかなか良いようです。特に10月はこの道路の延長線上に太陽が沈むとのことで、それは本当にすごい眺めになりそうですよね。ん~、道東に住んでいた頃、なぜそれに気がつかなかった(涙)
これはいずれチャレンジしてみたいと思います。

というわけで、今回は北海道の直線道路のお話でした!