札幌創成川緑地で見つけたクロッカス(花サフラン)の花
長い冬が終わり、ようやく雪が溶けた札幌。今日(2021年4月10日)、北区屯田地区の創成川緑地を散歩していたら、キレイな花を見つけました。これが私が見た今年1番目の野生の花です。
ああ、これ知っているよ、百合が原公園でも見かけるイヌサフランでしょ?と思いながら、スマホのGoogleレンズで確認したら・・・
・Crocus
・Early Crocus
・ハナサフラン
・蕃紅花(ばんこうか)
あ、あれ? 微妙に違うんだけど(汗)
どうやらこれはイヌサフランではなく、クロッカスまたは花サフランと呼ばれる植物らしいです。
クロッカス(花サフラン)とサフラン、イヌサフランの違い
ということで、クロッカス(花サフラン)とサフラン、イヌサフランの違いを調べてみました。
◆クロッカス
クロッカス (Crocus) は、アヤメ科クロッカス属の総称、または、クロッカス属の内で花を楽しむ園芸植物の流通名。
晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。
※Wikipediaより
まず、「クロッカス」と「花サフラン」は同じものでした。
◆サフラン
サフランはアヤメ科の多年草およびそのめしべを乾燥させた香辛料をさす。
別名薬用サフランと呼んで、同属植物で観賞用の花サフラン(クロッカス)、アルカロイドのコルヒチンを含むイヌサフラン科のイヌサフランと区別する。
香辛料や生薬として使用され、番紅花、蕃紅花とも呼ばれる。
※Wikipediaより
「サフラン」は、「花サフラン」や「イヌサフラン」とは違うそうです。
◆イヌサフラン
イヌサフラン はイヌサフラン科の植物である。かつてはユリ科に分類されていた。種小名 autumnale〈秋の〉の通り、秋に花が咲く。なお名前に「サフラン」と付き見た目も良く似ているが、アヤメ科のサフランとは全く別の植物である。
球茎や種子にはコルヒチンという物質が含まれている。この物質は痛風薬としても薬事法で認可、販売、処方されている。ただしコルヒチンは人体には猛毒物質であるので断じて素人が処方など考えてはいけない。
※Wikipediaより
「イヌサフラン」は「サフラン」とは全く別の植物で、秋に花が咲くそうです。
とりあえず情報を整理すると、
・クロッカス(花サフラン)
キジカクシ目アヤメ科クロッカス属
早春に咲く
花を楽しむ園芸植物
・サフラン(蕃紅花)
キジカクシ目アヤメ科クロッカス属
秋に咲く
香辛料や生薬として使用される
・イヌサフラン
ユリ目イヌサフラン科イヌサフラン属
秋に咲く
コルヒチンという毒が含まれている
こんな感じになります。
クロッカスとサフランは同属ですが、観賞用がクロッカス、薬用・香辛料用がサフラン、ということですね。
みんな姿形は似ているものの、4月である今日咲いていたということはクロッカスで間違いないようです。あとはみんな秋咲きですものね。うーむ。奥が深い(?)
いやいや、勉強になりますね。
最後に、数年前に百合が原公園で撮影したイヌサフランの写真がありましたので、シェアします。
はい。
今日はいろんな発見があった春のお散歩日和でした。