紫金山・アトラス彗星が近づいてきた! 2024年10月に最接近。今年最大の天体イベントになるか
今回は期待の大彗星「紫金山・アトラス彗星」のお話。
彗星といえば最近は、
「だ~って僕は星だ~から~♪ ステラステラ~♪」
の星街すいせいさんを思い出すのですが、今回は宇宙をかける天体の方の彗星で ...
惑星テイアとは? 地球に衝突してその破片が月となったジャイアントインパクト説の仮説上の惑星
「テイア」という惑星をご存じでしょうか?
英語で書くと「Theia」です。「ティア」ではありません。「て・い・あ」です。
2006年に冥王星が惑星でなくなって以来、太陽系の惑星は8個しかありません。 ...
金星と三日月の最接近を撮影してみた。2023/3/24。金星がまもなく最大離角
昨日(2023/3/24)の夕方、帰宅途中で薄暮の空を見上げて、「おっ」と思いました。
1つは美しい爪のような三日月が輝いていたこと。
もうひとつは、そのすぐ側に明るい金星が輝いていたことです。
帰宅して、慌て ...
新しい彗星「C/2023 A3 (紫金山・アトラス彗星)」は2024年に0等級まで明るくなるかもしれない期待の彗星!
今回は新しい彗星「C/2023 A3」のお話です。
2023年1月に中国南京市の紫金山天文台が、また、同じく2023年2月に南アフリカのアトラス望遠鏡が、ひとつの彗星かもしれない天体を発見しました。一時的にA1 ...
周期的に明るさが変わるカシオペヤ座R星がまもなくピークに(2023年2月)
宇宙は広いです。
札幌から東京までの直線距離は820 kmらしいですが(Google先生談)、地球からお月さんまでの距離は384,400 kmらしいです(Google先生談)。
およそ469倍ですね ...
ZTF彗星、順調に増光。2023年1~2月の彗星軌道と見える方角・位置
先月もお伝えしたZTF彗星ですが、
2023年1月15日現在、順調に地球に近づいてきており、明るさも当初の予想通り、明るくなってきているようです。
こちらの記事に、詳細なデータが載っておりますが、1月14日時点 ...
静岡県で流れない「静止火球」が、中国でまぶしく輝く「巨大火球」が観測される。ふたご座流星群2022
12月14日にふたご座座流星群のピークを迎えました。
札幌は天気が良くなくて、残念ながらまったく観測できなかったのですが、今年のふたご座流星群は結構すごかったみたいですね。
そんなふたご座流星群に関連し ...
ZTF彗星(C/2022 E3)が地球に接近。2023年2月には北の空に肉眼で見える可能性あり
今回は彗星のお話。
2022年に発見されたZTF彗星という彗星があるのですが、このままの軌道で進めば、2023年2月、地球に0.29AU(太陽と地球の距離の0.29倍)まで近づきます。
明るさも5等級ぐらいになり、 ...
DART計画成功!衝突の瞬間の映像や衝突後の小惑星の軌道について
先日、NASAが勧めているDART計画のお話を書きましたが、そのミッションが終了し、無事成功したことが確認されました。
いやあ、素晴らしい。これで条件付きではありますが、将来地球が小惑星と衝突しそうになったとき、回避する方 ...
小惑星の軌道を変えろ! 探査機DARTを小惑星ディモルフォスに衝突させる実験、9/27に実施
今回は地球を小惑星など天体の衝突から守るためのNASAのプロジェクト「DART計画」のお話です。
地球は常に危険にさらされている
地球の周りにはたくさんの小惑星がびゅんびゅん飛んでいます。飛んでいる、というよ ...
探査機エウロパ・クリッパーが完成。その目的と探査計画。木星の衛星の海と地球外生物を調べる旅へ
これは私が2020年に撮影した天体写真です。中央に写っている大きな明るい星は木星。その両側に2つずつ小さな星がありますが、これがガリレオ衛星とも呼ばれる木星の四大衛星で、左からカリスト、イオ、ガニメデ、エウロパという名前です。 ...
史上初、小惑星エレクトラに3つ目の衛星を発見。2つ以上の衛星を持つ小惑星一覧
今回は小惑星の衛星のお話。
一昔前、小惑星には衛星は存在しないと言われていたのですが、近年の観測技術の向上により、今では何百もの衛星が発見されています。
そして新たに3つの衛星を持つ小惑星が登場しました。
...
中国の探査機・玉兔2号が発見した月の裏側の神秘小屋の正体はニンジン付きウサギだった?!
中国の月面探査機「玉兔2号」が月の裏側で大発見をしたようです。
12月、玉兔2号が月の裏側でモノリスのような四角い建造物を発見
話は昨年にさかのぼります(と言っても1ヶ月前ですが)。2021年12月
レナード彗星、2021年12月12日に明るさのピーク。約4等級で肉眼でも観測可能に。【追記】最接近時の彗星の位置図追加
彗星が近づいています。
肉眼でも見える明るさになると予想されています。
2021年12月が観測のチャンスなので、興味のある方は見逃さないようにしましょう。
その名は、
「レナード彗星」 ...
ベピコロンボ探査機が撮影した水星の写真と探査機のツイート
今回は水星探査のお話。
欧州宇宙機関(ESA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は現在、共同で水星探査計画を進めているのですが、その探査機から写真が届いたようです。
探査機からの一枚の写真
これがベピ ...
普通の一眼レフでオリオン座とオリオン大星雲の撮影にチャレンジしてみた
去年あたりからいろいろと天体写真にチャレンジしているのですが、今回はオリオン座とその中央に輝くオリオン大星雲の撮影にチャレンジしてみました。9月中旬の撮影です。
オリオン座は冬の星座ですが、9月でも深夜に地平線から昇ってく ...
あるのか太陽系第9惑星。公転周期7400年、地球の6倍の質量という新しい分析結果のプラネット・ナイン
今回は宇宙・太陽系のお話。
冥王星がその大きさから「惑星」から除外された2006年以来、太陽系の惑星は、
水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星
の8つとされていますが、かねてか ...
小惑星ベンヌ、2135年に地球に大接近。衝突回避のため軌道を変える「HAMMER」計画とは?!
昔、映画「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」を見て、作中では無事だったものの、地球に接近する小惑星の恐ろしさや人類の非力さに愕然としたものですが、2021年現在にあっても、その脅威は変わらず存在しています。 ...
エリダヌス座の無数の銀河。セロ・トロロ汎米天文台のダークエネルギーカメラで撮影された幻想的な写真
セロ・トロロ汎米天文台で撮影された無数の銀河
今回は天体写真のお話。
上の写真は、チリのセロ・トロロ汎米天文台にある口径4mのビクター M. ブランコ望遠鏡とダークエネルギーカメラによって撮影された天体写真です ...
夕暮れに浮かぶ三日月と金星の大接近(ランデブー)を撮影してみた(2021年6月12日・札幌)
コロナ禍の緊急事態宣言で在宅ワーク中心の生活が1ヶ月近く続いておりますが、この状況で最も深刻な問題は、
油断するとすぐ太ってしまう
ということです。
普段、肉体労働ではないのですが、通勤というものが ...
さそり座AR星。強力な電磁波を放射しながら灯台のように高速自転する不思議な連星
今回はさそり座にあるとある恒星のお話。
その恒星は指向性のある電磁波を放射しながらものすごい勢いで灯台のように回転しているという珍しい星です。
私が小学生の頃、「銀河鉄道999」という松本零士さんの漫画があり、そこ ...
カシオペヤ座に新星発見!しかもだんだん明るくなってきた。現在5等星!(2021/5/10)
今年(2021年)の3月18日、カシオペヤ座に新星が発見されました。
新星の発見自体はそんなに珍しいことではないのですが、先日さらに興味深いニュースがはいってきました。
なんと、その新星は、その後だんだ ...
小惑星2020 SOは、1966年に打ち上げられて行方不明になっていたロケットだった
サーベイヤー2号とアトラス-セントールロケット
ちょっと昔の話。1966年9月20日、アメリカのケープ・カナベラルからアトラス-セントールロケットで月面探査機・サーベイヤー2号が打ち上げられました。
サーベイ ...
J1407b。土星の200倍!巨大な輪を持つ惑星。超土星。スーパーサターン。
ちょっと古い記事ですが、こんな話題を見つけましたのでシェアします。
地球から約400光年の距離にある太陽系外惑星に、土星よりも遥かに大きなリングが発見されたという話です。
土星の200倍のリン ...
見えないはずの金星のアフロディーテ大陸の写真が撮れてしまったNASAの太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブ
2年半ほど前にNASAの探査機について、こんな記事を書いたのですが、
その太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が順調に探査を続けており、それどころか、想定もしていなかった写真が撮れてしまったらしいです。この記事です。 ...
NASAの火星探査機「パーシビアランス」が火星に着陸。探査機の主な目的は?
NASAの火星探査機「Perseverance(パーシビアランス)」が火星に到着し、無事着陸に成功したようですね!
おめでとうございます! アメリカ時刻で2021年2月18日のことです。
火星探査機「Pe ...
はやぶさ2、小惑星1998KY26へ新たなる旅路。1998KY26の物理特性や軌道などについて
小惑星探査機はやぶさ2の無事帰還とリュウグウからのサンプルリターン成功。おめでとうございます♪
2020年12月6日のウェブ中継は私も観ており、夜中に一人で拍手しておりました。 ...
笑った猫に見える不思議な天体群「チェシャ猫銀河群」SDSS J103842.59+484917.7
「チェシャ猫銀河群(銀河団)」SDSS J103842.59+484917.7
面白記事を見つけたのでシェアしたいと思います。
地球から遠く離れた銀河団が、笑っている猫の顔に見えるというお話です。
4 ...
2020年12月21~22日に土星と木星が大接近。見える時刻と方角について【写真追記】
今年は様々な天体イベントがあって、いろいろと夜空を楽しませていただきましたが、まだ終わりではありません。2020年12月に土星と木星が見かけ上の大接近をします。
2020年12月21日に土星と木星が大接近
今 ...
火星の地下に湖が発見される。火星に生命が存在する可能性がグンと上がった
おそらくこれは画期的な発見なのではと思います。
2018年からその可能性は示唆されてきましたが、詳しい観測と分析の結果、火星の地下に液体の水の湖が複数存在しているとの論文が発表されました。
かねてから、「太古の火星 ...