阿寒富士と雌阿寒岳、そして丹頂鶴がいる風景|釧路市阿寒町

2019年10月22日

  阿寒町から見る阿寒富士と雌阿寒岳
  阿寒町から見る阿寒富士と雌阿寒岳

しばらく宇宙の話が続いたので、強制的に北海道の話題に戻します。
頭の中は相変わらず宇宙で、初音ミクのSPiCaがエンドレスリフレインしてて少し病気状態です(笑)

冒頭の写真は2007年に釧路市の旧阿寒町のエリアで撮影した写真です。正確な撮影場所は正直覚えていないのですが、阿寒町市外から阿寒湖に向かう国道240線のどこか。おそらく徹別のあたりではないかと思います。



フレーミングも中途半端。ピントも完璧ではなく絞りも甘い上に、天気も雲の感じもイマイチ。写真としては色々とダメダメなんですが、自分としては結構気に入ってる写真です。奥に見える中央の山が阿寒富士、その右側の山が日本百名山の雌阿寒岳です。

山の写真というのはとても難しく、単純に山だけを写してしまうと、そのスケールがまったく伝わらない写真になることが多いんですね。その点この写真は、手前に小さく丹頂鶴が写っており、そこから山までの間に幾層もの丘陵があるので、雄大な両秀峰のダイナミックさがなんとなく伝わりませんか?

ただ、これだと丹頂がほとんどツブツブなので、右下の部分の拡大も載せておきます。

  上の写真の右下部分を拡大。丹頂がよく分かる
  上の写真の右下部分を拡大。丹頂がよく分かる

本州から来た方はみなさん驚かれるんですが、旧阿寒町やその隣の鶴居村周辺は、このように野生の丹頂があちこちで遊んでいます。以下は鶴居村の道ばたで撮影した写真です。



  草むらでエサを探す丹頂鶴のつがいと幼鳥
  草むらでエサを探す丹頂鶴のつがいと幼鳥

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一時期は30羽ぐらいまで減ってしまい、絶滅の危機に陥っていた丹頂鶴ですが、必死の保護の甲斐あって、現在では1000羽ぐらいまで増えているということです。2016年には環境省が保護施策の終了を発表しましたが、これからもみんなで力を合わせて保護していけると良いですね。

こんな美しい鳥が絶滅するなんて許されないことだと私は思います。