OPPOが伸びる画面のスマホを開発。発売予定は? 折りたたみとどっちが良い?

2021年12月2日

画面が伸び縮みするスマホ「OPPO X 2021」。左が縮めた状態。右が延ばした状態。OPPO公式ツイッターより引用

先日も書きましたが、現在使っているスマホが限界に近くなってきたので、スマホの更新を検討しています。今のところOPPOのスマホが気に入っています。「RENO3 A」とか大きな画面で見やすいですよね。

そんなOPPOに関するこんなニュースがありました。

なんと、画面が伸び縮みするスマホが登場したようです。

 



画面が伸び縮みするスマホ「OPPO X 2021」

まずは、どんなんやねんということで、ニュースの動画を。

すごいですね。こんなに美しい画面が「みよーん」と伸びるのが不思議です。動きがなめらか過ぎて何か手品かトリック動画を見ているみたい。

ツイッターで探したらもっとわかりやすい動画がありました。

横から見た動画も。

伸び縮みの感じはこちらもわかりやすいです。

 
素晴らしい。こんな薄い中にすごいギミックが内蔵されているんですね。
本当に手品のようですが仕組みは単純で、フィルムのように薄くて柔らかい液晶を巻き取ることで横幅を変えています。左の端にモーターで動く軸が入っていて、液晶を巻き取ったり繰り出したりしているようです。

画面幅差は最小で70mm、最大で107mm。約1.5倍になるということですね。
画面サイズとしては6.7インチから7.4インチになるということで、スマホからタブレットサイズになる感じ。

この伸びるスマホ、調べてみたら2020年11月にOPPOが発表していたみたいで、あちこちに記事がありました。今回のニュースは上海で開かれたモバイル関連見本市にて、その実物が展示されたいたということです。実物が一般人の目に触れたのはこれが始めてのようです。

 

折りたたみスマホと伸びるスマホ、どっちが良い?

さて、「大きな画面のスマホ」という視点では、すでに「折りたたみスマホ」が実用化されています。もし、同じような価格で販売された場合、どちらが良いのか?

まあ、好みの問題になるでしょうが、私は折りたたみスマホは大きな欠点を抱えていると思っています。それは、「開かないと画面が見られない」というところです。



手帳型のスマホケースを使っている方にとっては同じような動作になるので、あまり違和感はないでしょうけど、私はむき出しでポケットに入れて歩いているので、時刻を確認するだけでも二つ折りを開かなければならないのは、不便な気がします。

その点、「伸びるスマホ」は普段は普通のスマホの形をしておりますので、その点がクリアできていますね。大きな画面で本を読んだり、動画を見たりしたい場合だけ伸ばせば良いわけです。これは便利です。

ただ、どうしても気になるのは仕組みの複雑さです。普通に考えて壊れやすそうですよね。スマホというものは、動的なギミックがないため、精密機械にしてはとても壊れにくいんですよね。そこにあえてモーターや液晶の巻き取りなど、壊れやすい要素を追加してしまっています。これがどういう結果に繋がるか、ですね。

私も昔は「もっと画面が大きくなると良いな」と思っていましたが、今ではすっかり慣れてしまい、5インチの画面で十分が気がしています。細かい作業があるときは家のパソコンでやれば良いですしね。

なので、もちろん価格次第ですが、私はスルーするかもしれません。壊れやすさを負うだけのメリットを感じません。まあ、「面白い」という点では最高ですけど(笑)

 

伸びるスマホの発売予定は?

さて、気になるのは、これがいつ発売されるのか、ということです。
今回のニュースでは触れられていなかったので、調べてみたらこんな記事が出てきました。

なんと、発売計画無し!!

なんじゃそりゃ~

ただ、この記事の中では、

Oppoは「短期的には商品化する計画はないが、将来的な製品形態要素における変化や進化の道しるべとなるだろう」とコメントし、中長期的なリリースの可能性については含みを持たせました。

とあるので、いつかは普通に売られるようになるかもしれませんね!