2022年、月の水を探すためNASAが月面探査機「VIPER(バイパー)」を月の南極に送り込む。

2020年6月5日

月面探査機「バイパー」のイメージ図(NASAエイムズ研究センターの動画より)

NASAが新しい月面探査計画を発表しましたね。月の水を探査するために2022年に月面探査機「VIPER(バイパー)」を月の南極に送り込むようです。

以前、このブログの「月の水|クレーター内部の氷から月面開発の可能性を探る」という記事で、月に水がある可能性と、水があれば人が月で生活できるようになるというお話を書かせていただきましたが(なんと2016年だって。そんなに前だとは驚き)、ついに、NASAがその調査を本格的に行うようです。このブログ読んだのか?!(違)



これもおそらく2024年に行われる予定の有人月面探査のための調査ではないかと思われます。月に水があるのとないのとでは、かなり条件が変わりますからね。月面で水が手に入れば、長期の滞在も可能になりますし、水素を作ることでロケットの燃料も調達できることになります。

さて、その2022年の月面探査計画についてですが、この動画で解説されています。NASAエイムズ研究センターの動画です。

 
この動いているクルマが月面探査機「VIPER(バイパー)」です。月面を走り回り、水の有無をマッピングしていくようなイメージですね。月面を走りながら、地面の濡れた部分を探し、見つけたらドリルで穴をあけて土を採取、分析を行う
というプロセスのようです。



水がありそうな場所でドリルを使い、土を採取

 
火星のミッションもそうですが、なんだかここ数年で急激に宇宙開発計画が進み始めましたね。技術的な土台はだいぶん前から整っていたと思うのですが、何故今なんでしょう? 私としてはめちゃくちゃ興味がある話ので、とても嬉しいです。魔法つかいプリキュア的にいうと「わくわくもんだー!」です。

これまでははやぶさ2の成果を楽しみに生きてきましたが、今後は月面開発の夢を見ていこうと思います。

夢がひろがりんぐ!